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IPO2020年3月5日

新規上場紹介 Macbee Planet 3月31日、マザーズ マーケティング分析サービスを提供

Macbee Planet(7095)が3月31日、マザーズに新規上場する。

主にインターネットを活用した販売促進、集客、知名度向上を目指す企業に対して、マーケティングの課題解決を行っている。

2つの事業に区分しており、一つはアナリティクスコンサルティング事業で売上高の98%を占める(2020年4月期予想)。データ解析プラットフォームである「ハニカム」を活用して複数のメディアにまたがって出稿しているWEB広告を一元管理。同社が連携している多くのメディアから顧客のマーケティング目標に合致した出稿先を選定し、ランディングページ(LP=広告などから飛ぶ顧客のページ)への流入数を高める。顧客のマーケティング活動の戦略立案や運用支援も行う。顧客は複数のメディアの広告管理の煩雑さを低減するとともに、流入経路の解析でWEB広告の効果測定を可視化できる。同社は、成果(サービス申込、商品購入など顧客との間で設定している成果地点)に連動した報酬を顧客から受け取る。

もう一つはマーケティングテクノロジー事業。WEB接客ツール「Robee」を活用し、データ解析と機械学習により消費者のLPへの流入経路、行動パターンを収集し、消費者行動を予測することで成果につながるマーケティングを実施している。

この2つの事業から得られるそれぞれの情報やデータなどを相互活用するなど、密接に連携することにより、顧客の要望に応じたマーケティング手法やデータ活用を迅速にサービスに反映させることで他社のサービスとの差別化を図っている。

サービス立ち上げ期におけるSBIネオモバイル証券との取引が一時的に増加したことで、20年4月期の上半期におけるSBIホールディンググループとの取引実績は総取引実績の28.5%を占める。通期では20%程度に低下する見込み。

概要

●事業内容=データを活用したマーケティング分析サービスの提供
●本社=東京都渋谷区渋谷3-11-11
●代表者=小嶋雄介代表取締役社長
●設立=2015年8月
●上場前資本金=880万円
●発行済み株式数=301万株(上場時)
●筆頭株主=MG(上場前49.72%)
●公募株式数=37万株
●売出株式数=63万3,500株(ほかにオーバーアロットメントによる売出が15万500株)
●仮条件=3月10日に決定
●ブックビル期間=3月12日から18日まで
●引受証券=SBI(主幹事)、SMBC日興、みずほ、岩井コスモ、エース、極東、東海東京、マネックス、藍澤、エイチ・エス、東洋、むさし

業績推移(単体)

売上高 経常利益 1株利益 配当
2018.4 3,361 108 30.12 0
2019.4 4,685 195 52.82 0
2020.4(予) 6,355 319 79.01 0
※単位100万円、1株利益は円

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