TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] MSCI指数の影響で日経平均は6日ぶりに反落。鉄鋼と海運が安いが、空運は続伸
速報・市況2021年5月27日

☆[概況/大引け] MSCI指数の影響で日経平均は6日ぶりに反落。鉄鋼と海運が安いが、空運は続伸

大引けの日経平均は93円安の2万8,549円、TOPIXは9ポイント安の1,911ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は474、値下がり銘柄数は1,647。出来高は24億432万株、売買代金は5兆5,995億円。
グローバル投資家が活用するMSCI指数は、5月12日に発表した定期銘柄見直しが本日27日の終値ベースで反映されるが、アナリストから日本株はウェイト低下に伴い、約5,900億円の資金流出と予想されていたことが影響し、日経平均は6日ぶりに反落した。
ソフトバンクグループや村田製作、日本電産、ファナックが売られ、鉄鋼株と海運株も安い。
富士通は不正アクセスを受け、国土交通省の情報が流出したことで下落した。
一方、ワクチン接種拡大に伴う、経済再開や旅行需要への期待で空運は続伸となった。
中国半導体業界で脱米国製装置・材料依存が進められており、恩恵が大きいと期待されたアドバンテストは堅調。
アステラス製薬とタチエスは中期経営計画を発表し買われた。
フジミインコーポはゴールドマン・サックス証券による新規「買い」判断で最高値を更新した。半導体ウエハーやチップの微細化・高積層化を支えるキープレーヤーと評価している。
5月13日の決算発表後に株価が大きく調整していたセコム(9735)は、本日年初来安値を付けた後に押し目買いが入り、切り返した。
業種別下落率上位は鉄鋼、海運、鉱業、倉庫運輸、ノンバンクで、上昇は空運、輸送用機器、医薬品、食品。(W)

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