9月3日(木)のマーケット
9月2日の米国株は4日ぶりに反発。米ADPリサーチ・インスティテュートが発表した8月の全米雇用報告で、民間雇用者数は前月比3万8千人増加したが、7月の4万4千人増から鈍化し、市場予想の4万8千人増を下回った。ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は「利回りを押し上げているのは、米国経済の力強さと、AIやデータセンター、テクノロジー全般への大型投資に支えられた堅調な経済見通しだ。経済の強さを反映したものだと捉えている」と発言した。インフレ懸念という見方を否定したと報じられた。これらを受けて、金利が上昇一服となり、米国株は買われた。デル・テクノロジーズはAI向けサーバーの需要増で通期の売上高見通しを上方修正し大幅高。エヌビディアは、AIスタートアップの米ハギングフェイスの買収に向けて詰めの協議を進めていると報じられ、上昇した。NYダウは前日比295ドル(0.56%)高の53,061ドル。NASDAQ総合指数は前日比118ポイント(0.45%)高の26,217、S&P500指数は前日比35ポイント(0.46%)高の7,666。
日経平均は乱高下。高田日銀審議委員が連続利上げもあり得ると発言し、ベッセント米財務長官が日銀の利上げに強い期待感を表明したため、銀行株は買われたが、韓国株が一時急落し日経平均も一時急落。バークシャーのCEOが日本の5大商社の買い増しに意欲を示したことで三菱商事などが高い。ニトリは既存店売上高と円高メリットで買われた。フジクラやイビデンは安い。シチズンなどの精密が売られた。ニチコンは転換社債発行で下落。
スタンダード市場では、精工技研が3日続落。湖北工業が続落。大戸屋が売られた。自動運転関連のアイサンテクノロジーが続伸。自動車サイバーセキュリティのヴィッツや車載アンテナの原田工業、自動運転向けAIチップの研究開発のアクセルも自動運転関連で大幅高となった。
グロース市場では、自動運転開発のティアフォーが6日続伸。ティアフォーにAIカメラ技術を提供しているモルフォは2日連続ストップ高。ダイナミックマップも2日連続ストップ高。AI関連のブレインズテクはストップ高。テラドローンは反落し、GOは続落。
日足チャート上では、長めの下ヒゲを伴う陰線。寄り付きが高値となり、上値の重い展開で推移した。対して、TOPIXが終始高く、値上がり銘柄数も多いため一部の指数寄与度の高い銘柄の影響を受ける日経平均の弱さが際立った。日経平均は急落後のリバウンドも弱く、調整色が色濃くなった。
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注目記事 Pick up
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【8月小売り、天候不順でも善戦】
日本証券新聞9月4日(金)紙面1面記事掲載
ファストリ一人負け、ニトリは回復色強まる
3日の東京市場は、日経平均株価が4日ぶりに反発して取引を開始するも、その後は方向感を欠く展開。原油高や世界的な金利上昇への警戒が続いているほか、8月の月次業績が振るわなかったファーストリテイリング(9983・P)の下落も重しとなった。
ユニクロの8月既存店+Eコマース(電子商取引)国内売上高は前年同月比1.3%減、客数も同9.1%減だった。今夏は「適材適暑」を打ち出し、特に猛暑対策商品の販促に力を入れていた印象。しかし、8月は全国的に気温が低い日が多く需要が盛り上がらなかったことに加え、台風や豪雨などの影響で客足が伸び悩んだことも響いた。
一方、小売りセクター全般では善戦した企業がほとんどだった。
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今日の市況概況
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9月3日(木)☆[概況/大引け]
韓国株に巻き込まれスパイク状の動き

大引けの日経平均は111円安の6万4,214円、TOPIXは20ポイント高の4,102ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は805、下落銘柄数は686。出来高は21億8,832万株、売買代金は7兆5,770億円。
韓国株が午後に一時急落し、日経平均も巻き込まれた。
韓国株はすぐに戻したため、日経平均とTOPIXも韓国株と同様にスパイク状の動きとなったが、TOPIXは値を消す場面でも前日比プラスは維持した。
韓国株が売られた理由ははっきりとしないが、「主要国での財政赤字と投資需要が金利引き上げの構造的圧力」という解説が聞かれた。
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