12月22日（火）のマーケット                                                                   

前日の米国市場でNYダウは小反発。新型コロナウイルスの変異種への懸念で、NYダウは続落スタート。その後、政府の追加経済対策への期待から小反発となった。NYダウは前日比37ドル高(0.12％高)の3万216ドル。ナスダックは小幅続落。S＆P500に採用された電気自動車のテスラは利食い売りで反落。ナスダック総合指数は前日比13ポイント安(0.10％安)の1万2,742ポイント。

本日の東京市場は、3日続落でのスタート。英国での新型コロナウイルス変異種による感染拡大懸念から売りに押され、一時は352円安の2万6,361円まで下げ幅を拡大する場面も見られた。大引けの日経平均は278円安の2万6,436円。売買代金は2兆153億円。TOPIXは27ポイント安の1,761ポイント。

新興市場は共に続落。ジャスダック平均は3日続落。イメージワンや出前館、ニッポン高度紙が売られた。一方で、免疫生物研究所は韓国企業と新型コロナウイルス感染症治療薬を共同開発することで急騰。また、大日光エンジは新工場での生産開始と新生産ラインの設置により売上高期待でストップ高。マザーズ指数は続落。BASE、マクアケ、イトクロが下落。対して、そーせいは英グラクソとの研究開発などでの提携発表を材料視して上昇。

本日のIPOは3銘柄。3社ともマザーズ銘柄。Kaizen Platform(4170)は公開価格を約2%上回る1,170円で初値形成。顧客サイトのUX(顧客体験)改善サービスなどを手掛けている。ヤプリ(4168)は公開価格を約65%上回る5,240円で初値を形成。ノーコード(プログラミング不要)でアプリを開発できるプラットフォームを運営。ウェルスナビ(7342)は公開価格を50%上回る1,725円で初値を付けた。資産運用の全自動化サービスであるロボアドバイザー「WealthNavi」を提供している。（※【動画】IPO情報局で配信中）

チャート上では、25日移動平均線(2万6,490円)を割り込み、目先調整色を感じさせる形状。25日移動平均線割れは11月2日以来、1カ月半ぶり。

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【「コロナ変異種」 引き続き揺さぶる　日経平均】
日本証券新聞12月23日（水）紙面1面記事掲載