1月12日（火）のマーケット 
前日の米国株式市場は反落。NYダウは6日ぶりの反落。トランプ大統領の罷免問題で混乱が長引けば、追加経済対策の審議が遅れると懸念された。NYダウは前日比89ドル安(0.29％安)の3万1,008ドル。ナスダックは3日ぶりに反落。バイドゥは電気自動車事業に参入すると発表したが、利食い売りから急反落。ナスダック総合指数は前日比165ポイント安(1.25％安)の1万3036ポイント。
3連休明けの本日の東京市場は反落でのスタート。寄り付き直後に239円安と2万8000円を割り込む場面も見られたが、押し目買いから切り返し、一気に2万8287円まで上昇。その後は売り買い交錯となるも、底堅く推移。先週末にかけて2日間で1000円超の急騰を見せた後だが、押し目買い気運が強く小幅に3日続伸となった。大引けの日経平均は25円高の2万8,164円。売買代金は2兆8,947億円。TOPIXは3ポイント高の1,857ポイント。
新興市場は共に小反落。ジャスダック平均は8日ぶりに反落。出前館やウエストHD、ハーモニックドライブが下落。一方でフェローテックは中国で生産能力倍増と報じられ上昇。旭化学は業績上方修正でストップ高。マザーズ指数も小反落。AIinsideやJTOWER、ココペリが売られた。対して、BASEは買われ、メディカルネットは創立20周年の記念配当を発表し急伸。また、サーバーワークスは東証1部への市場変更が決まり大幅高。
チャート上では、先週から3本連続の陽線を引き上昇トレンドを維持。ボリンジャーバンドの+2σ（2万7,885円）がサポートとなりバンドウォークが継続。
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注目記事 Pick up
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【全体相場「もうは、まだなり」 2万8,000円台キープ】
日本証券新聞1月13日（水）紙面1面記事掲載
三菱UFJ、新局面入り
三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306・日足)
3連休明けとなった12日の東京株式市場は午前9時2分に239円安の水準まで反落。しかし、その後、一時148円高の2万8,287円まで盛り返し、潜在的な買いエネルギーの強さを浮き彫りにする展開となった。大引けは25円高の2万8,164円。終値では前週末に続いて2日連続の2万8,000円台で引けた。
ひと言でいえば、「警戒ムードを乗り越える動き」か。市場関係者の間からは短期間で2万8,000円台に駆け上がったことで、株式相場のスピード違反や高値警戒論を唱える向きが増えている。コロナウイルス感染者数増に伴う緊急事態宣言の対象地域の拡大や、米連邦議会議事堂の襲撃などを巡る政治的混乱、米長期金利の上昇も気掛かり材料。しかし、株価はそうした不安材料をこなして、主力株や実力株では信越化学(4063)、日本電産(6594)、ソニー(6758)、TDK(6762)、村田製作所(6981)が新高値を付けた。
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今日の市況概況
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1月12日（火）☆[概況/大引け]
安寄り後、切り返したが、緊急事態の地域拡大で上値抑制。中外薬が買われ、良品計画とヒトコムは好決算で上昇。日本M＆Aセンター4日続落
大引けの日経平均は28,164.34円の25.31円高、TOPIXは1,857.94ポイントの3.00ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は1,076、値下がり銘柄数は1,038。出来高は13億3,547万株、売買代金は2兆8,947億円。
米国株反落に連れ安して始まったが、買い意欲が強く、切り返したが、緊急事態の地域拡大により上値は抑制された。
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