3月4日（木）のマーケット 
前日の米国株式市場は続落。経済対策や経済再開への期待で長期金利が上昇したため、高PERのハイテク株が売られた。NYダウは121ドル安（0.39%安）の31,270ドル。ナスダックは長期金利の上昇を受け下落率が大きくなった。ナスダック総合指数は前日比361ポイント安(2.70％安)の12,997ポイント。
本日の東京市場は、米国株安を受けて反落のスタート。先物主導で下落幅を拡げ、値がさ株を中心に急落。特に指数寄与度の高いファーストリテイリングとソフトバンクグループ2銘柄で324円分下落となった。日経平均は大幅反落となり、一時848円安の2万8,711円まで売られた。大引けの日経平均は628円安の2万8930円。売買代金は2兆7,612億円。TOPIXは19ポイント安の1,884ポイント。
新興市場も軟調展開。ジャスダック平均は反落。出前館やアピリッツ、フェローテックが下落。一方で、直近IPO銘柄のジェネリック医薬品原薬を製造している室町ケミカルは続伸。ナトコはテレワークの恩恵でパソコンやモバイル向けコーディング剤が伸び、第1四半期が好決算となり大幅高。マザーズ指数は続落。colyやBASE、メルカリ、イグニスが売られた。対して、ロゼッタが続伸し、Kudanは海外コンテストで最優秀賞受賞となり急騰。
チャート上では、ギャップダウンで25日移動平均線（2万9292円）割れでのスタート。下ヒゲを伴い長い陰線を引き、2万9000円の大台割れ。5日移動平均線と25日移動平均線のデッドクロスが目前となり、目先調整色が濃厚となった。
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注目記事 Pick up
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【逆行高はアクティビスト銘柄から】
日本証券新聞3月5日（金）紙面1面TOP記事掲載
リコーS高、西松建設5日連続高値
4日の東京市場は再び大幅安に見舞われた。米長期債利回り上昇を起点に値がさグロース株が売られる展開は2月26日と同様。ファーストリテイリングとSBGの2銘柄だけで日経平均を計325円弱押し下げた。軟地合い下での強調ぶりが目を引いたのがアクティビスト大株主銘柄だ。
発行済み株式の20%に相当する自社株買いを発表したリコー(7752)がザラバ値付かずのままストップ高比例配分。昨年2月以来の高値となったが、約19%保有する筆頭株主、エフィッシモ・キャピタル・マネージメントの存在が大規模な株主還元につながったとみられている。エフィッシモは、18日に臨時株主総会を控えた東芝(6502)の筆頭株主でもあり、この日は、議決権行使助言最大手の米ISSがエフィッシモ提案議案に賛成推奨したことも市場の話題を集めていた。
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今日の市況概況
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3月4日（木）☆[概況/大引け]
628円安の2万8,930円。ナスダック大幅安が響いた。ソフトバンクGとファーストリテ、住友鉱山の下げが大きい。リコーと日立造船はストップ高
大引けの日経平均は28,930.11円の628.99円安、TOPIXは1,884.74ポイントの19.80ポイント安。東証1部の値上がり銘柄数は787、値下がり銘柄数は1,295。出来高は12億8,561万株、売買代金は2兆7,612億円。
米国で金利上昇によりナスダックが大幅安となったことが響き、日経平均は大幅反落となり、2万9,000円を割り込んだ。
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