3月26日（木）のマーケット

前日までの3日間で約3000円の急騰となっていたところに、昨晩、小池都知事から
発せられた週末の外出自粛要請で「東京封鎖」が懸念され大幅下落となりました。
新型コロナウイルスの感染拡大が改めて浮き彫りとなった形で、東京オリンピック
が延期となったこのタイミングでの感染者急増の発表は様々な思惑を呼んでいます。

有力なテクニカル指標の一つのMACDでは、25日にMACDラインがシグナルラインを
越えて相場の転換を示唆。ハイボラティリティ相場が続きそうですが、それを逆手
に機敏な押し目買いが有効な戦略となりそうです。ウイルス禍による影響が限定的
なセクターが注目されるところです。

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【水野文也の勝ち組への道　　底入れは大規模経済対策から】
日本証券新聞3月27日（金）紙面1面記事掲載

・修復相場のリード役は内需株　生活密着型のイオンに妙味

新型コロナウイルスの世界経済に及ぼす悪影響を、本格的に株価へ織り込み始め
てから一カ月余り経過し、日本株はようやく底入れする格好となった。

ポイントを時系列で追うと、いわゆるセリングクライマックスとなったのはSQ
(特別清算指数)を算出した今月13日で、16日の日銀金融政策決定会合でETF(上場投信)
の購入目標額をそれまでの6兆円から12兆円に引き上げることを決定。その直後から
株価は徐々に底堅さ増し、直近の急騰で底打ちは確定的との印象を与えた。

先週の段階では、日経平均は底値圏で這っていた中、TOPIXが先行して上昇。
ちなみに、バブル以降で最高水準となっていたNT倍率は、13日終値での13.81倍から
19日の終値では12.89倍と急低下した。TOPIXから戻したのである。

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今日の市況概況
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3月26日（木）☆[概況/大引け]
都知事による外出自粛要請で反落。
小売や外食が売られ、テレワーク関連や感染症対策関連、食品の一角は高い

大引けの日経平均は18,664.60円の882.03円安、TOPIXは1,399.32ポイントの25.30
ポイント安。東証1部の値上がり銘柄数は897、値下がり銘柄数は1,226。
出来高は20億4,967万株、売買代金は3兆3,049億円。
小池東京都知事が週末の外出自粛を要請したことを受けて、日経平均は反落した。

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