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コラム2021年3月29日

【本日のマーケット】3月29日(月)

3月29(月)のマーケット                                                                   

前週末の米国株式市場でNYダウとS&P500は最高値を更新。ワクチン接種の普及が進み、景気回復が進むと期待された。エクソン・モービルやビザなどの景気敏感株が買われた。NYダウは453ドル高(1.39%高)の33,072ドル。ナスダックでは、マイクロソフトやエヌビディアは買われたが、テスラとCBSは下落。ナスダック総合指数は前日比161ポイント高(1.24%高)の13,138ポイント。

週明けの東京市場は、先週末のNYダウ最高値更新を受けて3日続伸でのスタート。本日は3月決算企業の権利付き最終日で、パッシブ運用などによる配当分の再投資額は日本株全体で8千億円前後が見込まれており堅調に推移。しかし、14時過ぎに、米国市場でのヘッジファンドへのマージンコール(追証)不履行でクレディ・スイスが多額の損失見通しとの報道を受け上昇幅を一気に帳消しに。TOPIXは一時マイナス圏となった。その後、引けにかけて買い戻されたが、野村HDの米子会社の2200億円規模の損害報道と相まって警戒された。大引けの日経平均は207円高の2万9384円。売買代金は3兆7153億円。TOPIXは9ポイント高の1,993ポイント。

新興市場は共に反落。ジャスダック平均は小幅反落。リリカラが買われ、日本パレットプールは6月末に1対2の株式分割発表を好感し上昇。一方で、出前館は上期の営業赤字拡大で下落。また、シンバイオ製薬やメイコーも下落。マザーズ指数は反落。BASEやメルカリが売られ、バンク・オブ・イノベは中国向けのゲーム配信時期が遅れることが嫌気され急落。対して、直近IPOのブロードマインドは大幅高。INCLUSIVEは大幅続伸。

チャート上では、大きくギャップアップとなり25日移動平均線(2万9384円)上まで回復。目前にある一目均衡表の雲の上限(2万9469円)を上抜くことが出来ると視界が開けて来そうです。

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30日で“実質新年度”相場入り マザーズ出遅れ訂正の狙い目は!?
日本証券新聞3月30日(火)紙面1面TOP記事掲載

2月期決算、直近IPO、クリーマなど

3月期末の各種権利付き最終日(29日)を通過し、30日から実質的に新年度相場入り。22日付本紙1面で紹介した通り、マザーズ銘柄を中心に新興銘柄は配当権利落ちでハンディ解消となる4月は過去、好パフォーマンスを残してきた。

グロース株投資に“逆風”となっていた米長期金利上昇に関しては、「新興銘柄の値動きを見る限り、一時期に比べ米長期金利上昇にも慣れつつあるようだ」(市場関係者)との見方が聞かれる。むろんバリュー株物色が継続する可能性はあるものの、グロース株の“出遅れ修正シナリオ”をにらんだ投資戦略にも目配りしてみたい局面だ。

足元では3月期決算の“前哨戦”となる2月期決算発表が始動した。表は今後、2月期決算を発表する主な新興銘柄一覧。中でも注目されやすいのが上値のしこりがなく、値動きの軽い直近IPO(新規上場)銘柄だ。

上場間もない銘柄に対する機関投資家の投資意欲は依然根強い。直近では26日付報告書で、フィデリティ投信が3月19日上場のココナラ(4176・東マ)の保有割合を11.21%に高めたことが確認された。フィデリティは上場前から22万4,300株を保有し、さらに上場時に16万3,900株を買い増ししたもよう。

直近IPOは、13日発表のWACUL(4173・東マ)、14日発表のクリーマ(4017・東マ)およびジオコード(7357・JQ)など。いずれも上場後初の本決算発表を予定し、今期業績予想が注目される。

中で昨年11月上場のクリーマは要チェック候補だ。

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今日の市況概況
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3月29日(月)☆[概況/大引け]

2時以降伸び悩んだ。東京エレクは続伸、優待権利取りでOLCが高い。野村HDは米子会社多額損の可能性で急落。海運と空運が安い

大引けの日経平均は29,384.52円の207.82円高、TOPIXは1,993.34ポイントの9.18ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は1,225、値下がり銘柄数は900。出来高は18億2,632万株、売買代金は3兆7,153億円。
配当や株主優待の権利取りの動きで中盤まで好調だったが、2時以降伸び悩んだ。

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