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コラム2020年12月17日

【本日のマーケット】12月17日(木)

12月17(木)のマーケット                                                                   

前日の米国市場でNYダウは反落。11月の小売売上高が前月比1.1%減と市場予想の0.3%減よりも悪化。また、注目のFOMCの声明では、国債などを購入する期間について「向こう数カ月」としてきたこれまでの表現を強め、「雇用や物価の面で実質的な進展がみられるまで継続する」と改めたが、新たな施策は発表されなかった。NYダウは前日比44ドル安(0.15%安)の3万154ドル。ナスダックは3日続伸。アマゾンやマクロソフト、バイドゥが買われ、直近新規公開株の民泊仲介のエアビーアンドビーは反発。ナスダック総合指数は前日比63ポイント高(0.50%高)の1万2,658ポイント。また、ビットコインは初めて2万ドルの大台を超えた。大規模な金融緩和を背景にした豊富な資金が仮想通貨に流入した格好。

本日の東京市場は、小反落でのスタート。寄り後に81円安の2万6,676円まで下落した後は下げ幅を縮め、前日終値近辺での推移。小幅高となり、大引けの日経平均は49円高の2万6,806円。売買代金は2兆5,456億円。TOPIXは5ポイント高の1,792ポイント。

新興市場は共に反発。ジャスダック平均は小幅反発。出前館が買われ、不二精機が反発。栄電子が急伸。一方で、極東産機は続落、SEMITECが安い。マザーズ指数も反発。BASEが続伸。AIinsideが反発。ALiNKは気象庁HPの広告掲載再開が材料視され急騰。対して、ITbookは新株予約権の発行を発表し、希薄化リスクから急落。

本日のIPOは5銘柄。東証2部上場で、流体バルブなどの製造・販売を行うオーケーエム(6220)の初値は公開価格を6%上回った。また、ジャスダック上場のリベルタ(4935)の初値は公開価格を約76%上回った。同社は美容商品、機能衣料などの企画・販売を行っている。マザーズに上場の3社、不正検知サービスを展開するかっこ(4166)、顧客体験(CX)プラットフォームを提供するプレイド(4165)、飲食店、小売店向けにCRM(顧客管理システム)を提供するビートレンド(4020)はいずれもカイ気配を切り上げて売買成立せず。初値形成は明日以降となった。

チャート上では、実体線の短い陽線。上値は抑えられるが、下値も底堅く5日移動平均線(2万6,727円)上での推移が継続。

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“次の焦点”は資源関連株に
日本証券新聞12月18日(金)紙面1面TOP記事掲載

ソニー 、19年7カ月ぶり1万円台 「内容充実」の展開 三菱マテの上方修正で再評価

三菱マテリアル(5711・週足)

日経平均など主要指数は小動き、しかし中核銘柄は引き続き元気いっぱい――17日の東京株式市場は、こうした内容充実を印象付ける展開となった。主力株ではソニー(6758)がコロナ禍による“巣ごもり消費”がゲーム事業の上振れ期待を呼んで一時、前日比290円高(上昇率3.0%)の1万55円と、ついに1万円台を奪回。権利落ち調整済みベースでは2001年5月以来、19年7カ月ぶりの1万円台に到達した。トヨタ(7203)も2月高値を更新。一方、「新たな胎動」として注目されるのが三菱マテリアル(5711)の業績予想の増額修正だ。金属事業の収益寄与が主因となった今回の修正は今後、資源関連株にもプラス材料になる。資源関連ではENEOSホールディングス(5020)が注目段階に入った。

来春をにらんだ主力株やテーマ株を攻略する動きが強まりそうだ。ソニーの1万円台奪回も、そうした動きの一つ。一方で、野村証券が目標株価を大幅に引き上げたことが刺激材料になった商船三井(9104)など海運株の強調も市場参加者の関心を引き付けた。

もう一つ、見逃せないのが16日引け後に発表した三菱マテリアルの今3月期業績見通しの増額修正。

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今日の市況概況
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12月17日(木)☆[概況/大引け]

都内新規感染者数800人超だがあまり動揺せず小じっかり。ただ、前場からゲーム各社は高い。かんぽ生命は自社株買い観測報道で急伸

大引けの日経平均は26,806.67円の49.27円高、TOPIXは1,792.58ポイントの5.75ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は849、値下がり銘柄数は1,253。出来高は11億4,095万株、売買代金は2兆5,456億円。
日経平均は小じっかりとなった。2時半頃に東京都の新たな感染者数は800人超と報じられたが、既定路線という見方からあまり動揺は見られなかった。

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