TOP  NSJアップデート  コラム  【本日のマーケット】4月1日(木)
コラム2021年4月1日

【本日のマーケット】4月1日(木)

4月1(木)のマーケット                                                                   

前日の米国株式市場でNYダウは続落。月末で金融株と景気敏感株は利益確定の売りに押されたが、ハイテク株には買いが入った。NYダウは85ドル安(0.26%安)の32,981ドル。ナスダックは反発。バイデン大統領のインフラ投資計画に、半導体の米国生産を支援する補助金が含まれていたため、エヌビディアやAMD、アプライド・マテリアルズが買われた。ナスダック総合指数は前日比201ポイント高(1.54%安)の13,246ポイント。

本日の東京市場は、反発でのスタート。取引開始前に発表された日銀短観で大企業・製造業の業況判断DIが+5となり、1年半ぶりにプラスとなったことを好感して日経平均は大幅反発。406円高の2万9,585円高まで上昇し、節目の2万5000円を回復する場面も見られた。後場からは上げ幅を縮小したが、新年度入りで底堅く推移。大引けの日経平均は210円高の2万9388円。売買代金は2兆7186億円。TOPIXは3ポイント高の1,957ポイント。

新興市場も堅調推移。ジャスダック平均はもみ合いで小幅に下落。フェローテックやウエストHDが買われた。エスエルディーはディズニースペシャルカフェの出店でストップ高。一方で、シキノハイテックは信用規制を受け急落。オンキョーは上場廃止の見通しを受け下落。マザーズ指数は3日続伸。BASEが買われ、ヘリオスはIPS細胞医薬品に対するUDC(免疫反応回避技術)を野村が有望視したことで上昇。直近IPO銘柄のAppierが反発。対して、ベビーカレンダーは反落。

チャート上では、陰線となるも25日移動平均線(2万9304円)、5日移動平均線(2万9312円)上に浮上。上ヒゲの部分では一目均衡表の雲の上限(2万9612円)を目前に捉える位置まで上昇を見せた。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NSJ Market Forcus
注目記事 Pick up
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

すべての道は「エフィッシモ」に通ず
日本証券新聞4月2日(金)紙面1面TOP記事掲載

第一生命14%高、東芝9%高、近畿車11%高…

前夜の米国ハイテク株高から、指数寄与度の高い値がさ株中心に買われて、1日の日経平均は一時406.66円高。もはや“毎月恒例”と化した「月末安・月初高」がまた繰り返されたわけだが、なかでもひと際目立ったのが、第一生命HD(8750)東芝(6502)で、それぞれ一時14.6%高、9.3%高に買い進まれた。第一生命は2016年以来、東芝も18年以来の高値だ。

第一生命は「発行済み株式の15.2%に相当する大規模な自社株買い(と新中期計画)発表」、東芝は「出資先の半導体大手・キオクシア(旧東芝メモリ)に米大手2社が買収を検討との米紙報道」と手掛かり材料は違えど、両銘柄には“共通点”がある。村上ファンド出身者の創設したシンガポールのアクティビストファンド、エフィッシモ・キャピタル・マネージメントが実質筆頭株主であることだ。

近年は、株式還元などの資本政策にアクティビストの意向が反映される例も珍しくない。1日付日本経済新聞は、2月に話題を呼んだJTの減配(→株価急落)に「マネックス・アクティビスト・ファンド」が関与していたことを報じている。

・・・続きは紙面・Digital版で!

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NSJ Market Forcus
今日の市況概況
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

4月1日(水)☆[概況/大引け]

日銀短観を好感。半導体関連が好調継続で、東芝も高い。一方、自動車や鉄鋼は売られ、ニトリは今期増益率鈍化予想で下落

大引けの日経平均は29,388.87円の210.07円高、TOPIXは1,957.64ポイントの3.64ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は865、値下がり銘柄数は1,261。出来高は12億4,597万株、売買代金は2兆7,186億円。
日銀短観で大企業・製造業の業況判断DIが+5となり、1年半ぶりにプラスとなったことを受けて、日経平均は反発した。
日経平均は前場406円高の2万9,585円まで上昇したが、今晩の米国株が気掛かりで後場は上げ幅を縮めた。

詳しくはコチラ

関連記事