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コラム2021年5月24日

【本日のマーケット】5月24日(月)

5月24(月)のマーケット                                                                   

前週末の米国株式市場でNYダウは続伸。IHSマークイットが発表した5月の購買担当者景気指数(PMI)は、68.1と4月の63.5から上昇し、サービス業が牽引。金融株やキャタピラーやダウケミカル、アメリカン・エキスプレスといった景気敏感株が買われ、NYダウは一時331ドル高まで上昇。中国の金融安定発展委員会が規制を強化する必要がある資産としてビットコインを挙げたため、ビットコインが売られ、ハイテク株が下落したため、NYダウも上げ幅を縮小。NYダウは123ドル(0.36%)高の34,207ドル。ナスダックは反落。アマゾンやアップル、アプライドマテリアルズなどが安い。一方、半導体のエヌビディアは1対4の株式分割を発表したことで買われた。ナスダック総合指数は前日比64ポイント(0.48%)安の13,470ポイント。S&P500指数は前日比3ポイント(0.08%)安の4,155。

週明けの東京市場は、ビットコインの急落を警戒して反落スタート。しかしながら、直ぐに切り返し、5月12日以来の2万8,500円台での推移。大規模ワクチン接種が始まったことも好感され、一時は266円高の2万8,584円まで買われるも、伸び悩みとなった。大引けの日経平均は小幅ながら3日続伸で、46円高の2万8,364円。売買代金は2兆1,504億円。TOPIXは8ポイント高の1,913ポイント。

新興市場はまちまちの展開。JASDAQは5日続伸。ファブリカや不二精機が買われ、アルバイトタイムスは今期営業黒字回復と復配予想で大幅高。ランシステムは第三者割当増資で手元資金を補填したためストップ高。一方で、テセックは反落。マザーズ指数は5日ぶりに反落。ベビーカレンダーが反落し、QDレーザやBASEが安い。対して、EMネットはソフトバンクがTOBを発表しストップ高。ライトアップはクレディセゾン子会社との連携が注目され大幅続伸。

チャート上では、上ヒゲの長い陽線。2万8,500円台をキープ出来ずに上値の重さを感じさせる。25日移動平均線(2万8,799円)奪還が望まれる。

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力強さ増す自社株買い銘柄
日本証券新聞5月25日(火)紙面1面TOP記事掲載

リコー、第一生命「高値」、SBG「2月1日以来の安値」が象徴的

全般堅調ながら、もうひとつ伸び切れない東京市場。直近公表の外国人売買が大量売りに転じ、「いざという時」の日銀買いも期待できない状況下、買い手不在が意識されている。こうしたなかで強さが目立ったのが自社株買い銘柄だ。21日の発表では、日本伸銅(5753・2部)が一時12.3%高となったほか、ハウスコム、サイバーリンクス、日本一ソフトも5~8%高程度まで買われる場面があった。

もちろん、“発表直後の初期反応”としてはありがちな動きだが、それだけではない。象徴的なのは、11日高値を一気に払ったリコー(7752)であり、また2日ぶり高値の第一生命HD(8750)か。リコーの直接のキッカケは東海東京調査センターの目標株価引き上げだとしても、この2銘柄に共通するのは、(投資ファンドのエフィッシモ大株主銘柄である点とともに)今春、相次いで大規模な自社株買いを発表していることだ。

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今日の市況概況
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5月24日(月)☆[概況/大引け]

伸び悩み。海運と空運、金融は高いが、ソフトバンクGや大和証券が格下げしたキーエンスが売られ、医薬品が安い

大引けの日経平均は46円高の2万8,364円、TOPIXは8ポイント高の1,913ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は1,394、値下がり銘柄数は715。出来高は9億9,383万株、売買代金は2兆1,504億円。
大規模ワクチン接種が始まったことは支援材料だが、米国でインフレ警戒感が根強いことが警戒されているため、日経平均は伸び悩んだ。

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