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コラム2021年9月14日

【本日のマーケット】9月14日(火)

9月14(火)のマーケット                                                                   

前日の米国株式市場でNYダウは 6日ぶりに反発。原油高を受けて、エクソンモービルなど石油株が買われた。その他、ボーイングやバンク・オブ・アメリカも高い。一方、ファイザーは下落。NYダウは261ドル(0.76%)高の34,869ドル。ナスダックは4日続落。ワクチンのモデルナとEコマース後払いのアファームが利食い売りに押された。NASDAQ総合指数は前日比9ポイント(0.07%)安の15,105ポイント。S&P500指数は前日比10ポイント(0.23%)高の4,468。

本日の東京市場は、3日続伸でのスタート。自民党総裁選で石破氏が出馬見送りと報じられ、河野氏が石破氏に協力要請することで、人気のある2人が組めば衆院選における自民党の大勝の可能性もあるという解説も聞かれた。日経平均は一時348円高の3万795円まで上昇し、2月に付けた取引時間中の高値を更新。その後は高値警戒感から利食い売りが先行。前場終了時点では、値上がり銘柄数よりも値下がり銘柄数の方が多かったが、大引けでは約8割の銘柄が上昇となった。ワクチン接種率が50%を超えたことや、新政権による経済対策への期待が安心感を誘った。大引けの日経平均は222円高の3万670円。売買代金は3兆3,450億円。TOPIXは21ポイント高の2,118ポイント。

新興市場も共に上昇。JASDAQ平均は反発。出前館は資金調達を発表し、経営資源増強で買われた。セルシードが急伸。一方で、Mipoxやシンバイオ薬、日本テレホンは下落。マザーズ指数は3日続伸。メルカリやエネチェンジ、セルソースが上昇し、転職サイト「ビズリーチ」運営会社のビジョナルは今期2ケタ増益予想で買われた。対して、キャリアは反落しストップ安。不動産開発のLeTechは今期営業赤字予想で急落。

チャート上では、11本連続の陽線となり、地合いの強さが感じられる。引き続き5日移動平均線(3万337円)上での推移となり、25日移動平均線と75日移動平均線がゴールデンクロスを示現。強気トレンド継続だが、25日移動平均線からの上方乖離が7.6%、騰落レシオは149%超となっており一旦は調整があって然るべき水準。

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日経平均31年ぶり高値
日本証券新聞9月15日(水)紙面1面TOP記事掲載

「31年前」との違い… 海外勢は日本株シフトも

日経平均(週足)

海外株高を受けた14日の日経平均は一時348.41円高。13日時点で「あと20.38円」に迫っていた2月16日高値を一気に上抜き、同日に付けたザラバ高値(3万714.52円)も更新。バブル弾けて日も浅い1990年8月1日以来「31年ぶり」の高値水準に買い進まれた。

90年当時といえば、イラクのクウェート侵攻が伝わった8月2日の592・81円安を皮切りにつるべ落としの急落に見舞われた経緯があり、8~10月と外国人売りが目立ったものだ。アフガニスタン情勢など地政学リスクの底流は共通するが、今回の上げは逆に外国人主導とみられる。直近2週間の累計で、9,945億円(現物・先物合算)の買い越しに動いた。外国人は同じく現先合算で、3月第4週~8月第3週に2兆5,169億円売り越しているため、なお「買い戻し局面は道半ば」(野村証券)とみる向きが多い。もう少し長い目で見ても、近年の外国人の売り姿勢は鮮明。昨年までの3年間で現物株を10兆円近く売り越したためだ。

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今日の市況概況
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9月14日(火)☆[概況/大引け]

上げ幅を縮めたが堅調。2回ワクチン接種5割超と石破氏が河野氏支援を好感。海運が買われ、昭和電工と住友ベークが高い

大引けの日経平均は222円高の3万670円、TOPIXは21ポイント高の2,118ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は1,707、値下がり銘柄数は380。出来高は13億3,901万株、売買代金は3兆3,450億円。
新型コロナウイルスのワクチン接種を2回終えた人が国民の5割を超えたことや、自民党総裁選で石破氏が立候補を見送り、河野氏を支援する見通しが注目された。
日経平均は前場に2月16日に付けた取引時間中の高値3万714円を抜き、3万795円(348円高)まで上昇した。その後、利食い売りで上げ幅を縮めたが堅調な状態だった。

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