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コラム2022年1月4日

【本日のマーケット】1月4日(火)大発会

1月4(火)のマーケット                                                                   

1月3日の米国株式市場でNYダウは3日ぶりに反発。オミクロン株の感染が拡大しても、経済に与える影響は限られるとの見方からNYダウとS&P500は最高値を更新した。フォードやボーイング、マスターカードなどが買われ、金利上昇による利ザヤ拡大期待でバンク・オブ・アメリカなどの金融株も物色された。また、アップルの時価総額が米国企業で初めて3兆ドル(約345兆円)の大台を超え、注目を集めた。NYダウは246ドル(0.68%)高の36,585ドル。ナスダックは5日ぶりに反発。電気自動車メーカーのテスラは昨年10~12月の世界出荷台数が30万8,600台となり、過去最高を記録したと発表した。市場予想は約26万3,000台だったため買われた。NASDAQ総合指数は前日比187ポイント(1.20%)高の15,832ポイント。S&P500指数は前日比30ポイント(0.64%)高の4,796。

大発会の東京市場は、米国市場の株高を受けて大きくギャップアップでのスタート。寄付きから2万9,000円台を回復した。その後、一時的に上げ幅を縮める場面も見られたが、10時前から先物にまとまった買いが入り上げ幅を拡大。2万9200円を挟んでの推移となったが、後場からは主力株にも買いが入り一段高となった。大引けの日経平均は510円高の2万9,301円と、大発会としては4年ぶりに上昇発進。売買代金は2兆7,598億円。TOPIXは37ポイント高の2,030ポイント。

新興市場はまちまちの展開。JASDAQは4日続伸。自動運転関連のアイサンテクが大幅高となり、フルヤ金属が堅調でANAPが急反発。半導体向け真空発生器のコンバムが急伸した。対して、1対5の株式分割で12月前半に人気を博したアミタは6日続落。マザーズは続落。臨床試験で視力改善効果が認められなかったリボミックは6日続落。直近新規公開株のアジアクエストとGEIが大幅反落。半面、ステラファーマとアスタリスクは高い。

チャート上では、大きくギャップアップとなり、一気に75日移動平均線(2万9,006円)を飛び越えた。大引けでは一目均衡表の雲抜け(2万9,250円)も達成。2022年の大発会は好スタートとなった。

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510円高 4年ぶり上昇発進
日本証券新聞1月5日(水)紙面1面TOP記事掲載

大発会の上昇幅4位、時価総額日米トップが高値競演

2022年の初立会は日米ともに好スタート。3日のニューヨークダウとS&P500がそろって3日ぶり反発の最高値更新となったことや円安などを受けて、4日大発会の日経平均も一時532.08円高となり、11月25日以来の戻り高値を付けた。大発会の上昇は4年ぶりのこと。上昇幅(510.08円)は1992年、96年、2018年、17年に次ぐ史上4番目の高水準だ。

かつてよく語られたのが「発会高は年間高」のアノマリー。戦後73回目の大発会を迎えたが、発会上昇となった過去46回の年間騰落は32勝14敗(勝率69.5%)。発会下落年の26回は15勝11敗(同%57.6%)と勝率に差が開いているためだ。ただし、直近3年間は軟調発進後にプラスで終えるなどパターンが崩れつつあるが、それでも発会高が7割近い高勝率であることに変わりはない。

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今日の市況概況
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1月4日(火)☆[概況/大引け]

日経平均は510円高。新規資金流入期待と円安進行で好スタート

大引けの日経平均は510円高の2万9,301円、TOPIXは37ポイント高の2,030ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は1,627、値下がり銘柄数は494。出来高は11億993万株、売買代金は2兆7,598億円。
新年の新規資金流入期待と円安進行で大発会は好スタートを切った。

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