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コラム2022年4月27日

【本日のマーケット】4月27日(水)

4月27(水)のマーケット                                                                   

4月26日の米国株式市場は大幅反落。ロシアの外相がロシアは核戦争のリスクを減らそうと努力しているが、核戦争の危険性については「それは現実で、過小評価できない」と述べた。中国では北京の中心部の一部エリアで事実上、封鎖する措置が始まった。都市封鎖の拡大が警戒され、ナイキやボーイングが売られた。GEは通期業績見通しについて1月時の予想レンジを維持するものの、下限に向かいつつあるとの見方を示したことで急落した。 NYダウは前日比809ドル(2.38%)安の33,240ドル。ナスダックは4%近い急落となり、2021年3月以来の安値水準となった。電気自動車のテスラが急落。テスラ創業者のイーロン・マスク氏がツイッター買収で自己資金を投じると表明しており、テスラ株の売却が警戒された。ツイッターは中国で禁止されているが、テスラは中国で大きな利益を得ているので、マスク氏がツイッターを買収すると、テスラが中国で困難な事態に直面することにならないかと、アマゾンの創業者のジェフ・ベゾス氏は指摘した。NASDAQ総合指数は前日比514ポイント(3.95%)安の12,490ポイント。S&P500指数は前日比120ポイント(2.81%)安の4,175。

米国株大幅急落で日経平均も反落となり、前場は2万6000円間近まで値を下げる場面もあった。プライム市場では、ファナックが今期伸び率鈍化予想で下落。シマノは中国工場がロックダウンにより操業停止となっているため警戒された。キッコーマンは今期予想を開示せず急落。一方、デンマークの海運大手APモラー・マークスが業績上方修正したため、海運大手3社に連想買い。アサヒGが10月からの値上げ発表で、ほかのビール会社も採算改善に期待が集まった。アマノは最高益更新計画と自社株買い発表で急騰。

スタンダード市場では、サイバーステップはストップ安となり、ニッポン高度紙は今期減益計画で急落した。直近新規公開株のフルハシEPOが続落。ウエストHDは大阪ガスと資本業務提携発表で買われた。関西フードマーケットが反発。MCJは業績予想を下方修正したが高い。

グロース市場では、マクアケは業績予想を下方修正しストップ安。グローバルウェイやイメージマジック、ウェルスナビが下落。再生軟骨シートで特許のセルソースは好調継続。新世代プロテインのWaqooは2日連速ストップ高。バンクオブイノベは新作ゲームでストップ高。

チャート上では大きくギャップダウンとなり、長い下ヒゲを伴う陽線。ボリンジャーバンドの-2σ(2万6,167円)水準から切り返しを見せた。大きく下方向へと動いたことで、4月19日以来のパラボリック陰転が示現した。

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注目記事 Pick up
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早ければ6月末 リアルタイム公表へ
日本証券新聞4月28日(木)紙面1面TOP記事掲載

今どき「大引け後、一本値」開示のプライム指数

4月4日の東証・新市場区分始動に際し、数多くの市場関係者が不満の声を漏らしていた「プライム指数大引け一本値問題」。

同指数はプライム市場に上場する内国普通株式全銘柄を対象とした浮動株時価総額型の株価指数で、2022年4月1日を基準値1,000として東証が算出・公表している。スタンダード指数、グロース指数を含め、その公表は大引け後の午後3時半以降、かつ、終値のみとなっているが、JPXの清田瞭CEO(写真)は26日開催の定例会見で、「早ければ6月末あたりからリアルタイムで3つの市場指数を提供できるようにしたい」と述べた。19日付日本経済新聞では「遅くとも年内には」などと報じていたが、さらに大幅に早まることになりそうだ。

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今日の市況概況
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4月27日(水)☆[概況/大引け]

反落。ファナックやシマノ、キッコーマンが売られ、海運とビールが高く、アマノが急騰

大引けの日経平均は313円安の2万6,386円、TOPIXは17ポイント安の1,860ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は600、下落銘柄数は1,199。出来高は16億5,561万株、売買代金は3兆9,994億円。
米国株大幅反落で日経平均も反落し、前場は2万6,000円に接近した。
米株指数先物や上海株の上昇を受けて、後場は下げ幅を縮めた。

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