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コラム2022年9月14日

【本日のマーケット】9月14日(水)

9月14(水)のマーケット                                                                   

9月13日の米国株式市場は急落し、NYダウの下げ幅と下落率は今年最大となった。8月の消費者物価指数は前年同月比8.3%上昇と、7月の8.5%上昇から縮小したが市場予想の8.1%は上回った。変動の大きい食品とエネルギーを除くコア指数は前年同月比6.3%上昇と7月の5.9%上昇から加速し、予想の6.1%も上回った。インフレ圧力が想定以上に強いため、9月20日~21日のFOMCでは1%の利上げを実施するという見方も出た。NYダウは前日比1,276ドル(3.94%)安の31,104ドル。NASDAQ総合指数は前日比632ポイント(5.16%)安の11,633。S&P500指数は前日比177ポイント(4.32%)安の3,932。

米国で8月消費者物価が予想を上回り9月FOMCで1%利上げ観測が浮上。NYダウは今年最大の下落幅・下落率となり、日経平均も大幅安。ほぼ全面安となり、ソフトバンクGや東京エレク、ソニーG、キーエンス、日本電産が安い。美容家電のヤーマンは大幅減益で急落。マネーフォワードとマネックスも売られた。一方、HISは赤字決算だったが、観光振興政策の恩恵期待で買いが継続。鳥貴族は「やきとり大吉」の買収が好材料視された。

スタンダード市場では、ハーモニックやワークマン、アルマードが下落。太洋物産は株主優待制度の導入で、アイビー化粧品は育毛剤の中国展開でストップ高。給与デジタル払い関連の鈴与シンワは3日連続ストップ高。モデルナが日本にワクチン製造拠点の意向で不二硝子がストップ高。

グロース市場では、メディア総研が大幅反落となり、スパイダープラスとアスカネットも反落し、東京通信は続落。フロンティアIは上期予想が38%営業減益でストップ安。ANYCOLORが買われ、MacbeePは好決算で、Pアンチエイジは今期業績改善予想でストップ高。

チャート上では、大きくギャップダウンとなり大陰線となった。5日・25日移動平均線を下抜け、ボリンジャーバンドのマイナス1シグマ(2万7,793円)で下げ止まった。

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“CPIショック”激震再び796円安
日本証券新聞9月15日(木)紙面1面TOP記事掲載

「1%利上げ」急浮上、最注目は16日ミシガン大学指数

ここ楽観に傾いていた日米市場に再び“CPI(消費者物価指数)ショック”の激震が襲った。

9月6日を底に4連騰していたニューヨークダウは、14日の1,276.37ドル安で4日間の上げ幅(1,236.04ドル)を帳消しにし、7月18日以来の安値水準に沈んだ。楽観が油断につながりカウンターパンチを食らった格好だ。

これを受けた日経平均も796.01円安に売られ、同じく4連騰分(この間計1,184.33円高)の67.2%を失った。日本株が比較的底堅さを保った背景には、円安進展効果や、金利上昇に耐性のあるバリュー株の比重の高さが挙げられようか。

焦点となった8月のCPIは、市場予想の前年同月比8.0%を上回る8.3%上昇(前月比0.1%上昇)、食品とエネルギーを除いたコア指数も6.0%を上回る6.3%上昇(同0.6%上昇)となり、米10年債利回りは一時3.46%と6月ピーク(3.49%)に迫った。

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今日の市況概況
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9月14日(水)☆[概況/大引け]

米国株急落を受け、日経平均も大幅安。ほぼ全面安だったがHISと鳥貴族は高い

大引けの日経平均は796円安の2万7,818円、TOPIXは39ポイント安の1,947ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は132、下落銘柄数は1,675。出来高は12億48万株、売買代金は3兆620億円。
米国で8月消費者物価が予想を上回ったため、9月20日~21日開催のFOMCで1%の利上げ観測が浮上し、米国株は急落した。
リスクオフ姿勢により、東証プライム市場はほぼ全面安となり、日経平均も大幅安。

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