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コラム2024年2月1日

【本日のマーケット】2月1日(木)

2月1(木)のマーケット                                                                   

1月31日の米国株式市場は、FOMC後の会見でパウエルFRB議長が「3月利下げは基本シナリオではない」と述べたため下落した。NYダウは5日ぶりに反落し、ナスダックは続落。宅配大手のUPSは10~12月期の売上高がアナリスト予想に届かず売られた。ボーイングは10~12月期の赤字が前年同期に比べて縮小したことで反発した。NYダウは前日比317ドル(0.82%)安の38,150ドル。ナスダックではマイクロソフトとアルファベットが売られ、エヌビディアとAMD、テスラも安い。NASDAQ総合指数は前日比345ポイント(2.23%)安の15,164。S&P500指数は前日比79ポイント(1.61%)安の4,845。

FRB議長が3月の利下げに否定的な姿勢を示し、米国株が売られ、日本株も反落した。レーザーテックは第2四半期受注が第1四半期比22%減で下落。東電が売られ、エムスリーは減益決算で大幅安。一方、アドバンテストとSCREEN、第一三共は業績上方修正で買われた。JR東日本は1対3の株式分割を発表し、野村HDは自社株買いの発表で高い。アイティメディアは連結配当性向70%以上を目標に大幅増配を発表したため、ストップ高。

スタンダード市場では、エヌエフHDが決算の通期予想に対する進捗率が低く大幅安。東祥は10~12月期が営業減益で下落。外国為替証拠金取引のインヴァストは株式非公開化を発表し、買取価格にサヤ寄せしストップ高。自動車シート用部品の三ツ知は業績予想と配当予想を増額しストップ高。

グロース市場では、ウェルスナビが3日続落。業績予想の下方修正のアライドアーキテクツは2日連続ストップ安。リニューアブルJは2日続落。QPS研究所が反発し、売れるネット広告社はアマゾン出店事業者に対するコンサルティング事業を開始することで急伸した。サスメドが反発。

チャート上では、ほぼ十字足となる陽線。米国市場の下落に対して底堅く推移した。5日移動平均線(3万6028円)はわずかに割り込む形となった。

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株高で証券各社絶好調 野村HD、9年ぶり高値
日本証券新聞2月2日(金)紙面1面TOP記事掲載

楽天証、株式手数料無料化でも大幅増益

野村HD(8604・週足)

株高や1月から始まった新NISA(少額投資非課税制度)準備の影響で、証券各社の決算が大手、中堅、ネットと幅広く好調だ。

野村HD(8604・P)が1月31日開示した今3月期第3四半期(2023年4~12月)決算は74%増収、最終利益は27%増益に。同時に上限1億2,500万株(発行済み株式総数の4%)、1,000億円の自社株買いを発表。株価は800円台を回復し、2015年8月以来の高値となった。

日本市場への関心がグローバルに高まるなか、投資家の多様なニーズに適した製品を提供。リテールなど営業部門では富裕層向けを手厚くするなど人員再配置が奏功し、株式のフロー収入が増加した。ストック資産は21兆円と過去最高。ホールセールも順調で、インベストメントバンキングも過去最高の四半期収益を記録した。

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今日の市況概況
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2月1日(木)☆[概況/大引け]

FRB議長が3月利下げに否定的で日経平均は3万6,000円を挟んだ動き

大引けの日経平均は275円安の3万6,011円、TOPIXは17ポイント安の2,534ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は485、下落銘柄数は1,122。出来高は17億7,754万株、売買代金は4兆5,809億円。
FRB議長が3月の利下げに否定的な姿勢を示したため、米国株が売られ、日本株も反落した。レーザーテック(6920)は通期の業績予想を上方修正したが、アナリスト予想に届かなったことや、第2四半期の受注が第1四半期比で減少したため売られた。

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