TOP  NSJアップデート  コラム  【本日のマーケット】3月14日(木)
コラム2024年3月14日

【本日のマーケット】3月14日(木)

3月14(木)のマーケット                                                                   

3月13日の米国株式市場でナスダックは反落しNYダウは伸び悩んだ。ナスダックではエヌビディアが反落し、ブロードコムが売られた。テスラは、ウェルズファーゴが販売台数が今年横這いで2025年には減少すると予想し、投資判断を「Underweight」に下げた。週間の石油在庫統計で原油在庫が減ったため、NY原油先物が反発し、NY証券取引所ではエクソン・モービルなど石油株は買われた。ホームデポやコカコーラなどが上昇した。NYダウは前日比37ドル(0.10%)高の39,043ドル。NASDAQ総合指数は前日比87ポイント(0.54%)安の16,177。S&P500指数は前日比9ポイント(0.19%)安の5,165。

米国半導体株安が影響し日経平均は朝方売られたが、後場は上昇に転じた。国際原子力機関の事務局長が柏崎刈羽原発の再稼働を妨げるものがないと思っていると発言し東電が高い。ウクライナのドローン攻撃でロシアの3製油所が稼働を停止したため原油高から石油株も高い。中国製錬事業者の減産で銅が大幅高となり非鉄株が人気。雪印メグミルクは増配で大幅高。半導体関連はさえず、M&A総研は浮動株比率向上のための社長保有株一部売却を嫌気。

スタンダード市場では、住石HDが大幅安となり、AI関連のPKSHAも下落した。占いのザッパラスは業績上方修正と自社株買いを発表しストップ高。アウンコンサルティングは新サービスの「SEOガイド」の提供開始でストップ高。居酒屋のマルシェとかんなん丸がストップ高。

グロース市場では、QPS研が反発し、保育園運営のさくらさくプラスは上期好決算でストップ高。建設向け技術者派遣のナレルGも好決算。アーキテクツSJは2日連続ストップ高。半導体関連のDMPが大幅高。LaboroAIとKudanは大幅反落。

チャート上では、下ヒゲを伴う陽線。ほぼ高値引けとなり、右肩上がりとなっている25日移動平均線(3万8714円)の上に位置。イベント通過待ちで売り買い拮抗となっている。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NSJ Market Forcus
注目記事 Pick up
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

春闘「満額」連発 デフレ脱却鮮明に
 日本証券新聞3月15日(金)紙面1面TOP記事掲載

週明け日銀会合にらんで内需系に物色シフトか

これぞ待ちに待ったデフレ完全脱却の表れか。13日の春闘集中回答日では大企業中心に労働組合要求の満額回答や超過回答が相次ぎ、日銀・植田和男総裁言うところの「第二の力」(賃金と物価の好循環)も加速しつつあるようだ。連合(日本労働組合総連合会)による第1回集計結果は15日夕方公表予定だが、野村証券では「5.1%程度」と試算。30年ぶり高水準となった前年の3.6%を大きく上回る見通しとなった。

もちろん、NTTや日本郵政などまだ結果が明らかになっていない大規模労組を残し、また連合公表の春闘集計値は「回を重ねるごとに下方修正される傾向」(野村証券)などから最終的な着地点はもう少し下となる可能性がある。とはいえ、一方で、JAM(ものづくり産業労働組合)公表の春闘交渉状況によると、「従業員3,000人以上の大企業に次いで賃上げ率が高かったのは、意外にも99人以下の中小企業」「大企業のみならず、中小企業においても賃上げが広がり、昨年を超えるベースアップが実現する可能性が高そうだ」(SMBC日興証券)とされる。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NSJ Market Forcus
今日の市況概況
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

3月14日(木)☆[概況/大引け]

後場は上昇。IAEA事務局長の発言で東電が買われ、商品市況高で石油と非鉄が上昇

大引けの日経平均は111円高の3万8,807円、TOPIXは13ポイント高の2,661ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,236、下落銘柄数は382。出来高は16億6,028万株、売買代金は4兆3,374億円。
米国半導体株安が影響し日経平均は朝方売られたが、後場は上昇に転じた。

詳しくはコチラ

関連記事