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コラム2024年3月25日

【本日のマーケット】3月25日(月)

3月25(月)のマーケット                                                                   

3月22日の米国株式市場でNYダウは5日ぶりに反落、ナスダックは小幅だが5日続伸。ナイキは商品ラインアップを再編するのに伴い来年度上期の減収見通しを示したことで売られた。ビザやアクセンチュア、JPモルガン・チェースが安い。21日に自社株買いを発表したフェデックスは続伸となった。エヌビディアが5日続伸となり、ナスダックは最高値を更新。アルファベットが買われた。スポーツウエアのルルレモン・アスレティカは、運動用とカジュアル衣料の特徴を兼ね備えた「アスレジャー」製品の高価格帯が需要減少となっていて、2025年1月期の業績見通しがアナリスト予想を下回ったため急落した。NYダウは前日比305ドル(0.77%)安の39,475ドル。NASDAQ総合指数は前日比26ポイント(0.16)高の16,428。S&P500指数は前日比7ポイント(0.14%)安の5,234。

日経平均は反落。年金のリバランス、期末の自社株買い自粛期間、日経平均構成銘柄入れ替えに伴う換金売りなど期末の需給悪化を警戒。精密やサービスが売られ、三井不動産と三菱地所は大和証券が株価上昇を考慮してレーティングを下げたため下落した。小林製薬は製品自主回収でストップ安。アドバンテストは先週末の米エヌビディアの5日続伸とモルガン・スタンレーによる目標株価の引き上げが好感された。FPGは業績予想と配当予想の増額が好感された。

スタンダード市場では、東映アニメが人気アニメ「ドラゴンボール」のテーマパークをサウジアラビアに建てる構想だが戻り売りに押された。無人フォークリフトの三菱ロジスネクストは利食い売りで続落。エリアクエストは株主優待制度導入でストップ高。やまみは東海東京が目標株価を増額。

グロース市場では、INFORICHやテクノロジーズが反落。QPS研は堅調で、ACSLは大幅高を継続。生成AI活用のEMネットJは4日連続ストップ高。売れるネット広告は8日ぶりに反発した。ファンデリーはNTTアグリテクノロジーと協業を発表しストップ高となった。

チャート上では、安値引けとなる陰線。先週は4連騰で2000円超の上昇となっただけに一旦の調整。下から急角度で上昇してきた5日移動平均線(4万372円)がサポートとなるか注目される。

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4月は外国人買い“特異月”
 日本証券新聞3月26日(火)紙面1面TOP記事掲載

NYダウ17勝1敗 アドテスト、トプコンにも期待

年度末最終週を迎えた25日の東京市場はさすがに一服ムード。日経平均は5日ぶり、TOPIXは7日ぶりの反落となった。足元では、期末特有の需給環境を背景とした短期調整入りを読む声が生じている。

大和証券の木野内栄治常務理事は22日付レポートで「これまでも四半期末から四半期初は底値になっていることが多い」とし、①年金などの資産ウエート適正化売り②自社株買いの停止③金融機関のプロパー運用は四半期初めに売りが集中しやすい――などの点を指摘している。①については、3月15日まで信託銀行が10週連続売り越しで、年初来3兆5,674億円と四半期ベースで過去最大の売越幅となっていることにも表れている。②は、外国人に次ぐ買い主体である自社株買いが四半期末5営業日は自粛となるためだ。

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今日の市況概況
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3月25日(月)☆[概況/大引け]

期末の需給悪化が警戒され反落。不動産大手2社は大和証券が格下げ

大引けの日経平均は474円安の4万414円、TOPIXは35ポイント安の2,777ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は349、下落銘柄数は1,267。出来高は16億1,094万株、売買代金は4兆3,417億円。
日経平均は期末の需給悪化が警戒され反落した。
年金のリバランスによる売りや、期末の5営業日は自社株買いの自粛期間となっていることや、3月29日の日経平均の銘柄入れ替えの際は、除外される銘柄の売却代金だけでは、採用される値がさ株の購入代金を賄えないため、他の日経平均構成銘柄に約5,000億円の換金売りが出てくると予想されている。

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