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コラム2024年3月26日

【本日のマーケット】3月26日(火)

3月26(火)のマーケット                                                                   

3月25日の米国株式市場でNYダウは続落。エヌビディアは6日続伸だがナスダックは6日ぶりに反落した。2月の新築一戸建て住宅販売戸数は年率換算で前月比0.3%減の66万2千戸と市場予想の67万5千戸を下回った。欧州連合(EU)の反トラスト規制当局は、米アップル、米アルファベット傘下グーグル、米メタ・プラットフォームズに対し、デジタル市場法違反の可能性があるとして初の調査を開始したことで、これら3社は下落した。中国が政府使用のパソコンとサーバーからインテルとAMD両社のCPUを段階的に排除することを定めたIT機器調達指針を導入したため、両社も安い。こうした中、エヌビディアは6日続伸となった。NYダウは前日比162ドル(0.41%)安の39,313ドル。NASDAQ総合指数は前日比44ポイント(0.27)安の16,384。S&P500指数は前日比15ポイント(0.31%)安の5,218。

日経平均は期末が影響し小動き。小林製薬は「紅麹」摂取で1人死亡の可能性で乱高下。日産と東急は中期経営計画を発表したが物足りないという見方から売られた。建設技研は今期減益計画で下落した。一方、東電は原発再稼働への目線で買われた。IHIは来期の回復観測報道で人気を集めた。パワエレ機器とパワー半導体の富士電機は株価を1万円に乗せた。あみやき亭は業績上方修正が好感された。フリービットは大和証券が目標株価を引き上げた。

スタンダード市場では、双信電機はTOBが発表されストップ高。ペロブスカイト型太陽電池関連の伊勢化学が買われた。モリ工業は配当取りの動きで急騰。タキヒヨーは業績予想と配当予想を上方修正したことで値を飛ばした。日本電子材料と東洋合成、放電精密は3日続落。

グロース市場では、サンバイオが厚労省の部会で細胞医薬が継続審議となり、承認されなかったためストップ安となった。FRONTEOは赤字予想に下方修正し大幅安。ネットスターズは三井住友カードの決済端末のQRコード決済ゲートウェイに採用されストップ高。笑美面が反発。

チャート上では、上下に短いヒゲを伴う実体線の短い陽線。上昇を見せる5日移動平均線(4万503円)を割り込んで大引けを迎えた。

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ブラックロック 日本株の見通し引き上げ
 日本証券新聞3月27日(水)紙面1面TOP記事掲載

2、3月は「リート」の取得報告ラッシュ

世界最大の資産運用会社・ブラックロックは25日、日本株の見通しを一段と引き上げた。具体的には日本株に対する投資判断は「オーバーウエート」と従来予想を据え置き、半年から1年後の見通しを7段階評価の上から3番目の「+1」から2番目の「+2」に修正した。

「緩やかなインフレや力強い利益成長、資本収益性の向上など、全てが好材料」と引き上げの理由を説明。日銀がマイナス金利解除など大規模緩和を修正した点については「金融政策の正常化であり、引き締めではない」との認識を示した。

ブラックロックのラリー・フィンクCEOは21日に首相官邸で岸田文雄首相と面会した際、賃上げや資産運用立国など政府の取り組みを評価。同日、日本経済新聞とテレビ東京が行ったインタビューで、「日本経済は本格的な好循環に入った。(日経平均株価は4万台になっているが)円安が進んだ分、ドル建てでは割高とはいえない。日本株にはまだ上昇余地がある」と述べていた。今回の判断はそうした「強気」姿勢を強調するものといえる。

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今日の市況概況
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3月26日(火)☆[概況/大引け]

期末で小動き。日産と東急は中期計画を発表したが売られた。IHIと富士電機が高い

大引けの日経平均は16円安の4万398円、TOPIXは3ポイント高の2,780ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は868、下落銘柄数は735。出来高は15億7,175万株、売買代金は4兆3,525億円。
期末が影響し小動きだった。
小林製薬は「紅麹」摂取で1人死亡の可能性で乱高下した。資産売却で当期純利益の増益維持は可能という見方が下支え要因となった。

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