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コラム2024年3月27日

【本日のマーケット】3月27日(水)

3月27(水)のマーケット                                                                   

3月26日の米国株式市場でNYダウは反発していたが、取引終了にかけて期末を控えた持ち高調整の売りが出て、小幅だが3日続落となった。29日が聖金曜日の祝日となることも影響した。モルガン・スタンレーでは、最近の株高を受け、年金は従来の資産配分レベルに戻すために世界の株式を約220億ドル(約3兆3,300億円)売り、債券を170億ドル買う必要があると推計している。宅配大手のUPSは2026年の売上高見通しを示したが、市場では達成困難と受け止められ大幅安となった。NYダウは前日比31ドル(0.08%)安の39,282ドル。ナスダックも取引終了にかけて売られ小幅続落。エヌビディアは7日ぶりに反落した。テスラは運転支援システム「フルセルフドライビング」を米国内のテスラ車所有者に1カ月間無償提供すると発表し販売促進が期待された。NASDAQ総合指数は前日比68ポイント(0.42%)安の16,315。S&P500指数は前日比14ポイント(0.28%)安の5,203。

配当取りや配当金再投資への期待で買われ、1ドル=151円台後半の円安進行で日経平均は上げ幅を拡大した。公示地価の上昇で不動産株が高い。銀行株が買われ、りそなはJPモルガンが先週のメガバンクに続き目標株価を引き上げた。円安でダイキンやスズキが上昇。コーセーはCLSA証券が投資判断を引き上げ、M&A総研は野村証券が新規「Buy」を好感。アイフルはJPモルガンが「Overweight」で再開。重工とニデックは安い。

スタンダード市場では、ペロブスカイト太陽電池関連の伊勢化学が続伸。アスコットは低位の不動産株として物色された。木材販売で伐採による花粉症対策の思惑の山大がストップ高。名村造船と住石HDが売られ、ワシントンホテルは業績予想の下方修正が失望され急落した。放電精密は4日続落。。

グロース市場では、QPS研が続落。ネットスターズが大幅反落。教育人材支援のサクシードが大幅安。ブルーイノベーションとドリームアーツは安値更新。株価が調整していたMacbeePとサンウェルズ、スマレジ、エコナビスタが反発した。直近IPO銘柄のソラコムはストップ高。

チャート上では、長めの上ヒゲを伴う陽線。4万1000円目前まで上昇し、5日移動平均線(4万655円)を回復したが、上値の重さがうかがわれる。

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公示地価、全国2.3%上昇 バブル後最大の伸び、地方にも波及
 日本証券新聞3月28日(木)紙面1面TOP記事掲載

インバウンド、新線効果、TSMC特需など

26日、国土交通省が2024年1月1日時点の公示地価を公表した。

全用途の全国平均は前年比で2.3%上昇し、バブル崩壊直後の1992年以降で最大の上昇幅に。全国の住宅地・商業地のいずれも3年連続で上昇し、上昇率が拡大した。コロナ禍からの回復を背景に、三大都市圏(東京・大阪・名古屋)のみならず、地方圏でも上昇率が拡大傾向となるなど全国的に上昇基調が強まっている。

住宅地は三大都市圏や地方四市(札幌・仙台・広島・福岡)の中心部における地価上昇が周辺部にも波及している。上昇率トップは北海道富良野市のリゾート地(変動率27.9%)だった。外国人に人気の高いリゾート地では、別荘やコンドミニアムなどの需要が増大している。また、鉄道新路線の開業などによる交通利便性の向上により、上昇率が拡大した地点も見られる。

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今日の市況概況
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3月27日(水)☆[概況/大引け]

4万1,000円に接近したが大引けにかけて上げ幅を縮めた

大引けの日経平均は364円高の4万762円、TOPIXは18ポイント高の2,799ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,221、下落銘柄数は395。出来高は18億9,669万株、売買代金は5兆2,189億円。
配当取りや配当金再投資への期待で買われ、1ドル=151円台後半の円安進行で日経平均は上げ幅を拡大し、4万1,000円に接近した。
ただ、大引けにかけて上げ幅を縮めた。

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