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コラム2024年4月1日

【本日のマーケット】4月1日(月)

4月1(月)のマーケット                                                                   

3月29日の米国株式市場はグッドフライデー(聖金曜日)で休場。

金融機関が期初から益出しの売りを出し、海外投資家はイースター(復活祭)休暇で参加が乏しいことも影響し、新年度の日経平均は大幅安となった。ほぼ全面安で三菱重工や東京エレク、トヨタ、三菱UFJなど主力株が安い。豊田織機はデンソーによる売却方針で下落。楽天Gは金融子会社を再編する方針と報じられ買われた。中国の3月製造業PMIが半年ぶりに50を上回ったため、ファナックや安川電機が上昇。シチズンはジェフリーズが格上げ。

スタンダード市場では、日銀短観の業況判断で造船の先行き予測値が低下したため名村造船が安い。AI関連のPKSHAが下落。オプティマスは利食い売りで大幅反落。DNAチップも安い。一方、駐車場設備と遊園地機械のサノヤスは自社株買いと中期経営計画を発表しストップ高。

グロース市場では、ウェルスナビが売られ、EV充電事業のエネチェンジは有価証券報告書の提出期限延長の承認申請でストップ安。カオナビは子会社で個人情報が漏洩したため大幅安となった。TORICOはテイツーと資本業務提携を結びストップ高。総医研は慈恵医大と共同研究で上昇。

チャート上では、上下に短いヒゲを伴う大陰線。4万円の大台を割り込んだが、25日移動平均線(3万9741円)がサポートとなった。ここで踏み止まれるかポイントとなりそう。

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日経平均 4万円割れ 期初のリバランスとの見方
 日本証券新聞4月2日(火)紙面1面TOP記事掲載

主力電子部品株が逆行高  村田製、太陽誘電など活況

村田製作所(6981・日足)

名実ともに4月相場入りした東京株式市場では日経平均株価が一時600円を超える下げとなり、終値ペースでは3月18日以来の4万円割れで取引を終えた。新年度を迎え、機関投資家から株価上昇に伴うリバランスの売りが株価を押し下げたとの見方が出ていた。東京エレクトロン(8035・P)をはじめとする半導体製造装置のほか、トヨタ(7203・P)などの自動車関連、銀行セクターなど主力株が幅広く売られ、TOPIXも一時2%の下げとなった。日本株に対する基本的な見方は変わっていないが、期初特有の需給要因が波乱めいた展開につながったようだ。

こうしたなか、相対的に強い動きを見せたのが電子部品セクターだ。スマートフォンやパソコンは需要の回復が続くうえ、AI機能の搭載などで求められる性能がアップしており、コンデンサーや高周波対策のための部品需要が伸びると予想されている。生成AI関連銘柄はこのところ一服商状だが、中長期的にこの分野でも電子部品の需要は伸びる。

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今日の市況概況
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4月1日(月)☆[概況/大引け]

金融機関による益出しの売りで大幅安。ほぼ全面安だが楽天と中国関連は上昇

大引けの日経平均は566円安の3万9,803円、TOPIXは47ポイント安の2,721ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は289、下落銘柄数は1,331。出来高は18億9,505万株、売買代金は4兆6,442億円。
金融機関が期初から益出しの売りを出し、海外投資家はイースター(復活祭)休暇で参加が乏しいことも影響し、新年度の日経平均は大幅安となった。
日経平均は一時662円安の3万9,706円となったが、25日移動平均線が下値抵抗線となった。

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