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コラム2024年4月22日

【本日のマーケット】4月22日(月)

4月22(月)のマーケット                                                                   

4月19日の米国株式市場でNYダウは買われ、ナスダックとS&P500は6日続落。イスラエルのイランに対する報復攻撃は限定的だったという見方から買いが入り、NYダウは上昇した。アメリカン・エキスプレスは第1四半期の純利益が前年同期比34%増で買われた。その他、JPモルガン・チェースやバンク・オブ・アメリカ、ウェルズ・ファーゴも高い。一方、TSMCのADR(米国預託証券)は6日続落。NYダウは前日比211ドル(0.56%)高の37,986ドル。ナスダックではエヌビディアとスーパー・マイクロ・コンピュータ、アームが大幅安。エヌビディアの売買代金が大きく膨らみ、下放れた。ネットフリックスも大幅安。4~6月期の売上高見通しがアナリスト予想を下回ったことや2025年の第1四半期から四半期ごとの新規会員数の開示を止め、節目に達した場合のみ発表する方針を明らかにしたことも嫌気された。NASDAQ総合指数は前日比319ポイント(2.05%)安の15,282。S&P500指数は前日比43ポイント(0.88%)安の4,967。

イスラエルのイランに対する報復攻撃は限定的だったため反発。日銀総裁が講演で物価高が続けば追加利上げがあり得ることを示したため、銀行株上昇。データセンターによる電力需要で電力株が高い。共英製鋼は業績予想と配当予想を上方修正し大幅高。マネジメントソリューションズに押し目買い。先週末の米国でエヌビディアが大幅安となり、ディスコや東京エレク、アドバンテストなど半導体関連株が軒並み安。さくらインターネットも大幅反落。

スタンダード市場では、新都が続伸、マクドナルドが5日ぶりに反発。サーバーワークスは10日ぶりに反発。ケミプロ化成は業績予想を上方修正し、ストップ高となり、アビックスも業績上方修正が好感された。精工技研が高い。半面、JETは7日続落。出前館が安値更新となった。

グロース市場では、ELEMENTSが反発し、ジェイドグループは16日ぶりに反発。テックファームは3Dモデル生成ソリューションを開発したことでストップ高となった。一方、コンヴァノは反落。エネチェンジはCEOが証券担保ローンの担保評価額下落により強制売却で下落。

チャート上では、上下にヒゲを伴う陽線。先週末の大陰線の中での値動きとなった。一目均衡表では先週末の雲の下限付近からの反転をうかがわせる動き。

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市場の“最強気派”転向!? その真意は…
 日本証券新聞4月23日(火)紙面1面TOP記事掲載

マネックス証券 広木隆チーフ・ストラテジストに聞く

証券界きっての強気派として知られてきたマネックス証券の広木隆チーフ・ストラテジスト(写真)。例えば、「日経ヴェリタス」アンケートの日経平均年間高値予想では、2022年「3万8,000円」(前年末から31.2%の上ザヤ)、23年「3万6,000円」(同37.9%)、今年も「4万2,000円」(同25.5%)と常に高い目標を掲げ、先の4万円到達では“一番の当たり屋”となった。その広木氏、3月22日高値から9.3%安(終値ベース)を経た現在の局面をどうみているのか。イメージ的には「押し目買い一貫、次は5万円!」式の強気節が飛び出しそうなところだが、実際には少々様相が違っていた…。その内容とは。

――日経平均4万円乗せからほどない3月8日付で「目先ピーク 日柄調整へ」として以降、毎週のレポートでは慎重なトーンが目立つが、直近19日付の「日本株 下値めどは見えず 静観が賢明」ではやや“弱気度”が増したような…。「今回ばかりは『落ちてくるナイフ』はつかめない」といった表現もある。

「『一度大きく崩れてしまうとなかなか戻りづらい』というのが相場の常道。高値追いの局面にあっては、誰もが利が乗っていてどんどん上値を買っていけるが、いざ相場が反転すると、上値を買った向きがみな損失を抱えるようになり、ヤレヤレの売りから需給が一気に悪化するものだ」

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今日の市況概況
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4月22日(月)☆[概況/大引け]

イスラエルのイランに対する報復攻撃が限定的だったため、反発したが戻りは限定的

大引けの日経平均は370円高の3万7,438円、TOPIXは36ポイント高の2,662ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,471、下落銘柄数は161。出来高は17億828万株、売買代金は4兆3,070億円。
イスラエルのイランに対する報復攻撃は限定的だったため、さらなる攻撃の応酬は回避される公算が大きいという見方から日経平均は反発した。
ただ、先週金曜日の1,011円安に対しての戻りは限定的だった。

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