5月1日(金)のマーケット
4月30日のNYダウは6日ぶりに反発。ナスダックとS&P500は最高値。ホルムズ海峡封鎖の長期化観測や米軍によるイラン再攻撃の見方から、原油先物は一時1バレル=110.93ドルまで上昇したが、その後は上げ幅を縮めた。原油供給減少により世界経済が悪化するとの見方から、鈍化した。原油高の後退も米国株の反発には寄与した。キャタピラーは第1四半期の調整後1株利益がアナリスト予想を上回ったことで買われた。イーライリリーは通期収入予想を上方修正したことで反発した。グーグルの親会社アルファベットは第1四半期の売上高がアナリスト予想を上回ったことで上昇した。一方、オープンAIの売上高が未達だった影響でエヌビディアは3日続落。メタプラットフォームズは通期の設備投資予測を引き上げたが、投資資金が回収されないのではないかという不安から売られた。NYダウは前日比790ドル(1.62%)高の49,652ドル。NASDAQ総合指数は前日比219ポイント(0.89%)高の24,892、S&P500指数は前日比73ポイント(1.02%)高の7,209。
日経平均は反発。東京エレクは上期42%営業増益予想だが、下期は上期よりも増収の見込みと説明したことも好感された。TOTOは今期純利益が13期ぶりの最高益更新予想でストップ高。住商は今期予想がアナリスト予想を上回ったことに加え、1対4の株式分割と自社株買いの発表で大幅高。豊田通商は「嵐に強い会社」と説明したため計画比上振れ期待。JR東は経営ビジョンの上方修正で高い。Vテクは業績予想と中期経営計画を下方修正しストップ安。
スタンダード市場で、ワシントンホテルは藤田観光による持ち株比率が上昇したため、アパHDとの競い合いへの思惑から急騰した。ソケッツが反発しストップ高。アストマックスは黒字化予想でストップ高。HODL1は新株予約権の募集を発表したため、潜在株数増加で急落。
グロース市場では、テラドローンが2日連続ストップ高。ACSLなど他のドローン関連も高い。SM ENTERは好決算で買われた。グローバルセキュリティは好決算が続く計画で大幅高。リファインバースは大幅安。ホスピスのシーユーシーは今期減益予想でストップ安。
日足チャート上では、上下にヒゲを伴う陽線。サポートラインとなっていた5日移動平均線(5万9793円)を割り込んでの週末を迎えた。ただ、前日から上値・下値ともに切り上げており、5万9000円レベルでの底堅さがうかがえる。25日移動平均線からの上方かい離率が4.92%と、買われ過ぎ水準の5%を割り込んできた。週足では上下にヒゲを伴う陰線。今週は6万円台到達となる等、史上最高値を更新したが、6週ぶりの陰線となった。月足では4月は大陽線を示現。3月の大陰線を包む格好となった。
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★☆★ 《特別寄稿》鈴木一之 スズカズ・アイ ★☆★
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鈴木一之です。相変わらず株式市場はしっかりとした値動きを続けています。日本は大型連休の真っただ中で、後半の 5 連休という長いお休みが始まるというのに買い気は旺盛です。
長い休暇を前にする時の常として、少し慎重なスタンスを採るべきなのでしょうが、日経平均は 60,000 円の大台堅めに向けて着々と下準備しているようです。
そして同時にTOPIX のもたつきも続いており、プライム市場の 9 割の銘柄が値下がりするという日もあるほどです。
「日経平均のみ独歩高」という状況は、腰の据わった実需の買いというよりも、指数寄与度の高い半導体株への「持たざるリスク」に突き動かされた一部の機関投資家の後追い的な買いがもたらしていると指摘されるほどです。
このような極端な二極化相場はさらに強まる可能性があり、相場の体感温度としては冷ややかなものが続きですが、割安株の目もそろそろ出てくる番のようです。
カギを握るのはやはり決算動向です。この連休を利用して銘柄の取捨選択をじっくりと研究してみようと思います。
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注目記事 Pick up
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【日経平均 東エレク効果で反発】
日本証券新聞 5月7日(木)紙面1面TOP記事掲載
出遅れセクターの巻き返し返しは?
5月1日の東京株式市場では日経平均株価が3日ぶりに反発。終値では228円高となったが、東京エレクトロン(8035・P)の上昇寄与が307円で、これがなければマイナスだった。4月30日に発表した決算が市場でポジティブに受け止められ、前日比3,800円(8.5%)高の4万8,190円まで買われ、上場来高値を更新した。
30日の米国市場でもAI関連株が買われ、ナスダック総合指数とS&P500が最高値を更新。建設機械のキャタピラーが好決算を発表してNYダウを押し上げたが、好調の一因にAIデータセンター(DC)建設の急増があるという。前日売られた光ファイバー最大手のコーニング(GLW)が買い戻されたほか、半導体関連も堅調だった。
東京エレクトロンは今期から通期の見通し発表をやめ、上期の見通しを発表した。2027年3月期第2四半期(4~9月)は売上高が前年同期比33.1%増の1兆5,700億円、営業利益は同42.2%増の4,310億円を見込む。市場コンセンサスの約1兆4,200億円、4,100億円を上回った。塗布・現像装置、エッチング、先端パッケージの各分野でAIサーバー向け需要がけん引し、売上高、売上総利益、営業利益は過去最高を見込む。26年後半にかけDRAM・先端ロジックを中心にさらに出荷が増加するとみている。
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今日の市況概況
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5月1日(金)☆[概況/大引け] 
終盤は伸び悩んだ
大引けの日経平均は228円高の5万9,513円、TOPIXは1ポイント高の3,728ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は754、下落銘柄数は758。出来高は23億1,279万株、売買代金は7兆6,841億円。
日経平均は反発したが、ゴールデンウィーク中の海外の波乱が警戒され、終盤は伸び悩んだ。
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