10月30日(金)のマーケット
10月29日の米国株は反落。グーグルの持ち株会社のアルファベットが急落した。7~9月期は検索・広告事業の売上高がアナリスト予想を下回り、巨額のAI投資を支える中核事業への懸念が強まった。アマゾンは7~9月期決算で設備投資が予想を上回り、電子商取引(EC)事業の伸びが3年ぶりの低水準となったため売られた。半導体メーカーのマーベル・テクノロジーは、データセンター向け光学部品メーカーのルメンタム・ホールディングスの買収に向け、詰めの協議に入っていると報じられ、財務負担が警戒され下落した。29日の株式市場終了後に決算を発表したインテルは10~12月期の売上高見通しがアナリスト予想を下回ったため、時間外取引で急落した。一方、製薬会社のイーライリリーは通期の収入予想を上方修正したことで買われた。NYダウは前日比132ドル(0.25%)安の52,342ドル。NASDAQ総合指数は前日比365ポイント(1.38%)安の26,184、S&P500指数は前日比23ポイント(0.30%)安の7,720。
米国の時間外取引でインテルが急落しアマゾンも売られた。米国株安が警戒され、日経平均は下落。インテル関連のイビデンがストップ安。富士通は7~9月期が営業減益でサービスソリューションも減益だったためストップ安。三菱重工と関電工、きんでんが年初来安値。一方、コナミGは好決算で大幅高。オリエンタルランドは通期予想の上方修正が好感された。パチンコ関連のマースは自社株買いの発表で1月に付けた年初来高値を更新した。
スタンダード市場では、フェローテックやAIメカテック、セキュアヴェイルが売られた。日本マクドナルドはTOPIXの新規構成銘柄で高い。ブロードメディアは日本産業推進機構がTOBを発表し買い付け価格にサヤ寄せ。沖縄セルラー電話は上期好決算で買われた。
グロース市場では、GNIが大幅続落。J-TECは決算発表で急落した。オキサイドが大幅安。一方、ティアフォーは続伸。パワーXは5日続伸。衛星関連のSynsはGS証券が新規に「買い」判断を発表し買われた。コンヴァノは医療機関特化型AIエージェントで高い。
日足チャート上では、長い下ヒゲを伴う陰線。前日までの上昇でパラボリックが陽転目前の位置だったが再び急落でかなわず。5日移動平均線(6万3472円)もわずかに割り込んでしまった。週足では長めの上ヒゲを伴う陽線となり、3週間ぶりの上昇。13週移動平均線(6万5831円)には届かなかったが、パラボリックの陽転継続は死守した。月足では、上下に長いヒゲを伴う陰線。月初に7万円を回復する場面も見られたが、その後は調整色の強い1ヵ月となった。今月はパラボリックが陰転を示現。パラボリックが陰転するのは2025年5月以来のこととなった。
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★☆★ 《特別寄稿》鈴木一之 スズカズ・アイ ★☆★
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鈴木一之です。早いもので来週は11月です。年末相場が近づいています。週初から株式市場は米国の中間選挙という今年最大の政治イベントを意識しながら、引き続き神経質な動きを続けそうな気配でもあります。
何と言っても現在の株式市場は、米国のAI関連企業の設備投資の採算性に神経をとがらせています。それに付随して日本企業の決算内容も合わせて見定める展開になるでしょう。
株式市場がこのような状況に陥ると、物価の上昇は続いているものの日銀による政策金利の引き上げは当分は回避されそうです。
株式市場全体の大幅な下落は避けられそうですが、悪い時には悪いことが重なるもので、サイバーセキュリティへの不安のようなものが突発的に起こりやすく、株式市場の地合いとしては悪化する方向に向かいやすい状況です。
AI・半導体関連株も根強い売り圧力が続いており、当面は内需系ディフェンシブ銘柄への資金シフトが進みがちとなりそうです。企業業績が必ずしも悪化しているわけではないところがせめてもの救いです。
引き続きフリーキャッシュフローの動向に目を光らせる展開が続くものと見られます。
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注目記事 Pick up
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【日経平均 一時1,900円安 イビデンS安 米国発 AI波乱相場が継続】
日本証券新聞 11月2日(月)紙面1面TOP記事掲載
エンタメ、医薬品などは堅調
10月30日の東京市場では日経平均株価が急反落、前日比1,948.05円安の6万2,711.42円まで売られる場面があった。米国のAI関連企業の決算に揺さぶられる展開が続いている。29日の米国では引け後にハイパースケーラー(大規模クラウド事業者)のアマゾン(AMZN)、NANDフラッシュメモリー大手でキオクシアHD(285A・P)と同業のサンディスク(SNDK)、CPU(中央演算処理装置)最大手のインテル(INTC)などが決算を発表した。このなかで特に下げがきつかったのが2026年12月期第4四半期(4Q、10~12月)の業績予想が市場予想を大幅に下回ったインテルだ。時間外取引で21%の急落となった。
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今日の市況概況
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10月30日(金)☆[概況/大引け] 
日銀のETF売却完了は112年→43年となるが、依然として長い
大引けの日経平均は1,369円安の6万3,290円、TOPIXは38ポイント安の3,965ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は807、下落銘柄数は715。出来高は24億9,911万株、売買代金は8兆4,659億円。
米国の時間外取引でインテルが急落しアマゾンも売られた。米国株安が警戒され、日経平均は下落した。11時前に一時1,948円安の6万2,711円。
インテル関連のイビデンがストップ安。
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