セキュア(4264)が12月27日、マザーズに新規上場する。

入退室管理システムの「SECURE AC」、監視カメラシステムの「SECURE VS」、画像解析サービスの「SECURE Analytics」の3つのサービスを、ワンストップで提供している。AI技術を監視カメラなどの物理セキュリティシステムに実装、最適化する研究開発も手掛けている。

顧客企業のニーズに合わせて、デバイスとソフトウェアを組み合わせることで付加価値の高いサービスを中小企業から大企業まで幅広く販売。導入社数は21年9月末時点で6,398社。コロナ禍ではAIを活用し、マスク着用のまま顔認証が可能な新商品も発売した。

直販だけでなく211社の代理店販売により、広範な需要を発掘している。AIの実装を含めたシステム構築、導入、施工、アフターフォローまで、高度な運用が可能なシステムを一気通貫で展開しているのが強み。

また、入退室管理システムと監視カメラシステムを応用し、顔認証により手ぶらで買い物ができる次世代型無人化店舗の実験運用も実施。AIの開発や商品開発に取り組んでいる。

2021年12月期の業績は売上高33億8,000万円(前期比21.2%増)、営業利益1億5,000万円(同4.2倍)を見込んでいる。(HS)

●事業内容=法人向け入退室管理および監視カメラシステムの提供など
●本社=東京都新宿区西新宿2-6-1
●代表者=谷口辰成代表取締役社長
●設立=2002年10月
●上場前資本金=2億9,400万円
●発行済み株式数=459万620株(上場時)
●筆頭株主=合同会社LYON(上場前30.44%)
●公募株式数=44万9,000株
●売出株式数=22万株(ほかにオーバーアロットメントで10万300株)
●仮条件=12月9日に決定
●ブックビル期間=12月10日から16日まで
●引受証券=SMBC日興 (主幹事)、みずほ、SBI、楽天、いちよし、東海東京