6月9日(火)のマーケット
6月8日のNYダウは続落だが、ナスダックは反発した。フィラデルフィア半導体株指数は6月5日に前日比10.2%下落したが、6月8日は前日比5.6%反発した。マイクロン・テクノロジーが上昇。エヌビディアは次世代AIプラットフォーム「ベラ・ルービン」に不可欠なHBM4(最先端広帯域メモリー)の供給を、韓国のサムスン電子とSKハイニックス、米マイクロン・テクノロジーに対して承認した。マーベル・テクノロジーは6月22日付けでS&P500に採用されることが発表され上昇した。インテルが買われた。グーグルは独自の人工知能(AI)半導体「テンソル・プロセッシング・ユニット(TPU)」を2028年に300万個超生産するようインテルに発注した。一方、アップルは下落。新AIシステム「Apple Intelligence」を発表したが、新機能の多くはアップルが以前に発表しながら提供を延期した機能と類似しているため、株価は値下がりした。NYダウは前日比80ドル(0.16%)安の50,786ドル。ナスダック総合指数は前日比220ポイント(0.86%)高の25,929、S&P500指数は前日比21ポイント(0.30%)高の7,405。
米半導体株指数の反発や韓国のGDP改定値の上方修正が好感され、半導体関連や電子部品が買われたため日経平均は反発し、上げ幅を拡大。太陽誘電と村田製作所はGS証券が目標株価を大幅に引き上げ急騰。米国でインテルは、グーグルとエヌビディアが半導体生産のバックアップ先として同社の活用を検討との報道で上昇した。運用益の拡大期待で保険株と証券株も高い。米オープンAIの上場申請が報じられたが、既定路線でSBGは動意薄。
スタンダード市場では、アピリッツは東大発スタートアップ企業と資本業務提携しフィジカルAI領域に参入すると発表しストップ高。自動運転システム開発のティアフォーがグロース市場上場に向けて投資家の需要調査開始が伝わり、自動運転のアイサンテクはストップ高。
グロース市場では、オンコリスバイオが腫瘍溶解ウイルス テロメライシン注の製造販売承認取得で買われた。CINCは大幅に4日続伸。12日のスペースXのナスダック上場を控え、乗り換えの動きからアストロスケールやQPSが安い。パワーXは調整が継続。
日足チャート上では、長めの下ヒゲを伴う陽線。4日ぶりの大幅反発となったが、昨日の大陰線の値幅の中での動きに終始した。昨日に続き、25日移動平均線(6万3819円)がサポートとなる格好で6万5000円台を回復した。早晩に5日移動平均線(6万6380円)を上抜けて行けるかどうかがポイントとなる。
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注目記事 Pick up
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【6~12月は「プライム昇格の季節」!?】
日本証券新聞6月10日(水)紙面1面記事掲載
タスキに続く“申請準備中”銘柄は…
2022年4月の東証市場再編から4年余が経過。当初1,800を優に超えていたプライム銘柄も直近で1,564となり、経過措置による改善期間の終了などもあって年末には1,500銘柄程度への減少を読む声もある。当初、叫ばれていた最上位市場の“質”改善は着実に進んでいるようだ。近年、スタンダード市場などへの市場区分変更が相次ぎ、絞り込みの進むプライム銘柄だが、もちろん、なかには逆に他市場から“昇格”してくる銘柄もある。
市場再編前には、3月期決算企業対象の3、9月になると毎回数十の東証2部銘柄が1部指定されたものだが、この4年余りでプライムへの市場区分変更を果たした銘柄は36。希少価値が高まったことは間違いない。
今年プライム“昇格”となったのは、2月27日のハーモニック・ドライブ・システムズ(6324)と4月30日のグロービング(277A)の2銘柄だったが、6月8日引け後、東証はタスキHD(166A・G)の15日プライム市場への市場変更を発表。これで3銘柄目(37銘柄目)となる。タスキHDは一時7.8%高で最高値更新だ。
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今日の市況概況
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6月9日(火)☆[概況/大引け]
太陽誘電と村田製作が大幅高。非鉄は安い

大引けの日経平均は1,392円高の6万5,416円、TOPIXは43ポイント高の3,896ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は842、下落銘柄数は671。出来高は25億227万株、売買代金は10兆9,342億円。
半導体の受託生産大手、台湾のTSMCの最高経営責任者(CEO)は6月4日に、AI半導体の顧客の需要を満たせるようになるには何年もかかるという見通しを示した。
AI向け半導体の需要がTSMCの供給能力を超えてきたため、グーグルとエヌビディアはインテルのファンドリ(受託製造)部門を代替先として使い始めた。
これを受け、8日の米国株式市場でインテルが大幅高となった。
8日の米国半導体株指数の反発を受けて、9日の日経平均も反発した。
今週金曜日のSQ(特別清算指数)算出日を控えて、ロールオーバーの動きも出て、後場は上げ幅を拡大した。
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