6月18日(木)のマーケット
6月17日の米国株は下落した。FOMCで政策金利を据え置いたが、FOMCメンバーによる政策金利予測では年末までに0.25%引き上げられるとの見通しが示された声明文が簡素化された。スペースXが反落。マイクロソフトは調整が継続。一方、アームが買われ、インテルも反発した。NYダウは前日比507ドル(0.98%)安の51,492ドル。ナスダック総合指数は前日比354ポイント(1.34%)安の26,021、S&P500指数は前日比91ポイント(1.21%)安の7,420。
トランプ大統領がイランに対して、弾道ミサイル計画と核濃縮を容認し、資産凍結の解除も認める考えを示したため、和平協議が進展するという期待から日経平均は上げ幅を拡大した。村田製作はSMBC日興が格上げ。インテルの最新の半導体生産技術を使った製品「18A-P」でファウンドリー黒字化期待からイビデンも高い。米FRBによる年内利上げの見通しからメガバンクが買われた。半導体価格の高騰でコナミなどゲーム関連は安い。
スタンダード市場では、北川精機が4日連続ストップ高。ニッカトーが続伸、ニッポン高度紙は4日続伸。半導体関連マスク事業の竹田iPはプリント配線板の大英エレクトロニクスを子会社化し相乗効果に期待。津田駒がストップ高。精工技研は利食い売り。HODL1は続落。
グロース市場では、イオレが前下期に本格化したGPUサーバーの販売が注目されストップ高。サクシードは買収した会社の「スクールAI」への期待でストップ高。デジタルプラスやステラファーマが高い。パワーエックスは続落でGOが下落。ジーネクストがストップ安。
日足チャート上では、上ヒゲを伴う陽線。6日続伸で、6874円幅の急騰を見せ7万1000円台まで到達した。25日移動平均線からの上方かい離率が8.75%と買われ過ぎ水準にあることから目先の調整も考えられる。ボリンジャーバンドのプラス2シグマ(7万1258円)に沿ったバンドウォークは継続となっている。
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注目記事 Pick up
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【日経平均 終値7万円 米・イラン 戦闘終結の覚書発効】
日本証券新聞6月19日(金)紙面1面記事掲載
AI一辺倒からの変化に期待
18日の東京株式市場で日経平均株価が6日続伸、前日比1,151.24円高の7万1,053.49円と終値で初めて7万円の大台に乗せて取引を終えた(関連記事)。
17日にトランプ米大統領とイランのペゼシュキアン大統領が戦闘終結の覚書に電子署名、発効した。フランス・エビアンでの主要7カ国(G7)サミット出席を終えたトランプ氏が記者団に明らかにしたほか、イラン政府も発効を発表した。当初19日にスイスで予定されていた調印が前倒しとなり、市場にはポジティブサプライズ。
また、17日のFOMC(米連邦公開市場委員会)では4会合連続で政策金利の据え置き(3.50~3.75%)が決まった。注目されたウォーシュFRB(米連邦準備制度理事会)議長の会見ではインフレ抑制の必要性が強調され、事前予想よりもタカ派的な内容。会合参加者の政策金利見通しは従来の「年内1回の利下げ」から「年内1回の利上げ」が中央値となった。ウォーシュ氏はFRBの改革に向け5つのタスクフォース(作業部会)を立ち上げ見直しを進める方針を明らかにした。金融市場とFRBのコミュニケーションのあり方が大きく変わる可能性があるが、事前の情報発信もあり、変化の方向性はある程度織り込み済み。17日の米国株は全般に売り先行となったが、半導体や半導体製造装置(SPE)関連株が堅調でフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は反発して取引を終えていた。
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今日の市況概況
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6月18日(木)☆[概況/大引け]
7万1000円乗せ。ベルサイユ宮殿で覚書に署名済み。合意に重みと正当性を演出か

大引けの日経平均は1,151円高の7万1,053円、TOPIXは54ポイント高の4,068ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は938、下落銘柄数は579。出来高は23億4,240万株、売買代金は11兆8,691億円。
トランプ大統領は17日、フランスのベルサイユ宮殿で米国とイランの戦闘終結に向けた覚書に署名した。
19日にスイスで署名式を開催する予定だったのを早めたのは、ホルムズ海峡の封鎖解除を早め、原油供給を正常化させたい狙いや、ベルサイユ宮殿で署名することで、合意に重みと正当性を与えたいと考えがあるようだ。
トランプ大統領がイランの弾道ミサイル計画と核濃縮を容認し、米国の銀行にあるイランの資産の凍結の解除も認める考えを示したため、60日以内の最終合意もまとまりやすくなると期待され、日経平均は7万1000円に乗せた。
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