8月20日(木)のマーケット
8月19日の米国株は4日ぶりに反発。米財務省は流動性支援の買い入れオペの規模を、1回当たり20億ドルから少なくとも40億ドルに倍増すると発表したため、長期金利が低下した。モデルナが急騰し、メルクも大幅高。モデルナとメルクは共同開発しているワクチンが皮膚がんの一種、「悪性黒色腫(メラノーマ)」の再発を抑える効果を示したと発表した。NYダウは前日比1119ドル(0.22%)高の53,463ドル。NASDAQ総合指数は前日比41ポイント(0.16%)高の26,331、S&P500指数は前日比16ポイント(0.21%)高の7,707。
日経平均は反発。前日の米国株は反発したが、米半導体株指数は続落だった。本日の東証ではイビデンや東京エレクは売られたが、AI半導体相場で蚊帳の外に置かれていた自動車株や医薬品が買われた。なお、韓国SKハイニックスの自社株買いの発表でキオクシアHDには連想買い。米国財務省の米国債買戻し拡大で金利が低下し金が買われたため住友鉱山が大幅高。7月の訪日外客数が7月としては過去最多となったため百貨店の松屋が大幅高。
スタンダード市場では、名村造船が新ドック建設計画を報じられ上昇。メタプラネットが大幅高。シリコンスタジオはフィジカルAI関連として大幅高。湖北工業は低駆動電圧と低光損失を同時に実現した光変調器を開発したことで注目された。誠建設は続落。
グロース市場では、ティアフォーが反発。GENDAは7月30%増収を好感。フィジカルAI関連のmonoAIはストップ高。美容用品のMTGは銀座の旗艦店で日本人だけでなく訪日客も取り込んでいるため最高値。昨年ホスピス撤退のフレアスは年初来安値。
日足チャート上では、陽線。3日ぶりの反発で、25日(6万5724円)・75日移動平均線(6万6154円)上に浮上した。一目均衡表の雲の中を進行中となったが、早晩にここを上抜けたいところ。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NSJ Market Forcus
注目記事 Pick up
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【3日ぶり反発 長期金利低下】
日本証券新聞8月21日(金)紙面1面記事掲載
米が国債買い入れ消却を増額
20日の東京株式市場は3日ぶりに反発。前日までの2日間合計で日経平均株価は3,900円近い下落となっていたが、主な要因である世界的な長期金利上昇への懸念が和らいだ。
19日に米財務省が、国債の買い入れ消却について、1回当たりの上限額を20億ドル(約3,200億円)から少なくとも40億ドルに引き上げると発表、これを受け10年債の利回りは4.64%台に下落した。対象は残存期間10~20年と20~30年の既発債で、上限の引き上げは9月9日~11月4日まで。その後の措置については11月4日にあらためて発表する。同日公開された7月28~29日開催FOMC(米連邦公開市場委員会)議事録でインフレ圧力に対するメンバーの意見が市場予想に比べハト派的だったことも安心感につながった。金利急低下の流れが波及し国内の債券市場でも新発10年物国債利回りは一時、2.83%台に低下した。
大和証券の木野内栄治チーフテクニカルアナリストは20日寄り前のレポートで、急騰する長期金利を放置せず、米財務省自らが国債買い入を拡大して金融市場の懸念を抑え込んだ行動について「ベッセント財務長官プット」と表現。買い戻しの増額分、短期債の発行が増える可能性があり、FRB(米連邦準備制度理事会)が2011年に債券利回りを押し下げるために実施した「オペレーション・ツイスト(ツイストオペ)」が参考になると指摘。当時は6月にバーナンキFRB元議長がその可能性に言及してから長期債利回りが大幅に低下、QE(量的緩和)ではないので日米株にはポジティブではく、円高・ドル安が進んだと振り返っている。
・・・続きは紙面・Digital版で
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NSJ Market Forcus
今日の市況概況
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
8月20日(木)☆[概況/大引け]
非AI半導体株を物色

大引けの日経平均は890円高の6万6,216円、TOPIXは47ポイント高の4,059ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,321、下落銘柄数は204。出来高は22億5,115万株、売買代金は8兆6,034億円。
日経平均は反発。前日の米国株は反発したが、米半導体株指数は続落だった。
本日の東証ではイビデンや東京エレクトロンは売られたが、AI半導体株相場で蚊帳の外に置かれていた自動車株や医薬品が買われた。
詳しくはコチラ

