5月25日(月)のマーケット
本日の東京市場は緊急事態宣言の全面解除に伴い、経済活動再開への期待感から350円超の大幅高。寄付き後から2万600円水準での高値保ち合いとなっていましたが、上値は抑えられる展開。後場から政府の需要喚起策が7月下旬より実施と、宣言解除後の具体的対策が見えてきたことから日経平均は高値引けとなりました。特に、JALやANAの上昇率が大きく業種別指数では空運が断トツの1位です。TOPIXも大幅上昇となり、3月5日以来、終値で1500ポイント乗せとなりました。
新興市場でも宣言解除を好感して幅広い銘柄が上昇となり、ジャスダック平均は7日続伸。大日光は部品製造受託の子会社を材料に3日連続のストップ高。マザーズ指数は反発。アンジェスが上昇、ALBERTは大幅増益予想が好感されました。TKPは急反発です。メディネットは2日連続のストップ高。
チャート上では、「陽の丸坊主」となり5日移動平均線も上抜けてリバウンド期待も高まります。次はボリンジャーバンドの+2σレベル(2万856円)が目先の上値として意識されるところです。
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注目記事 Pick up
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【宣言解除でバリュー株逆襲高へ】
日本証券新聞5月25日(月)紙面1面TOP記事掲載
JAL9%高、ANA7%高が示唆
25日の日経平均は直近2日分の下げ幅を埋めて3日ぶりの急反発で高値引け。25日付朝刊各紙が「緊急事態宣言全面解除へ」と報じ、前場中には、専門家による諮問委員会も「妥当だ」として了承。映画館などの月内再開を認める東京都の方針も伝えられ、経済活動再開への期待が一段と高まった。象徴的な動きを見せたのがJAL(9201)とANAHD(9202)だ。入国規制緩和などはまだ先の話だが、それでもうっぷんを晴らすかのように、JALは9%台、ANAも7%台の上昇率。4月9日(緊急事態宣言発出翌々日)以来の高値に買われた。
業種別指数上昇率を見ると、大手2社のウエートが大きい「空運」が断トツなほか、国内でウイルス禍の直撃を受けてきたサービスや小売も上位に付けている。それら以外でも、不動産、鉱業、鉄鋼、海運といった上位陣の顔触れを見ると、新型コロナウイルス感染が深刻化してきた直近3カ月間で下落率の大きかった業種ほどこの日の上げが目立つことに気付く。
これまでは、テレワーク関連などのIT銘柄や巣ごもり消費関連、バイオ関連を主軸に、運輸、食品などに物色が偏る二極化相場が展開され、逆風業種は大きく取り残されてきた。欧米のロックダウン緩和の動きに続いて、国内でも緊急事態宣言解除となれば、こうした銘柄に見直しの目が向けられても不思議はない。
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今日の市況概況
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5月25日(月)☆[概況/大引け]
高値引け。緊急事態宣言が解除されることになり、政府が7月下旬から旅行補助実施方針で旅行関連が人気
大引けの日経平均は20,741.65円の353.49円高、TOPIXは1,502.20ポイントの24.40ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は1,857、値下がり銘柄数は259。出来高は10億257万株、売買代金は1兆7,371億円。
首都圏と北海道も緊急事態宣言が解除されることになり、日経平均は反発し、高値引けとなった。
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