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コラム2020年7月2日

【本日のマーケット】7月2日(木)

7月2日(木)のマーケット                                                                   

本日の東京市場は、中国の景気回復期待から香港市場と上海市場の上昇を受けて確りとした展開。今晩発表される米雇用統計を気にする向きも見られましたが、徐々に上昇して前引けは144円高。昼過ぎに東京の新規感染者数が100人超と伝わり、後場からは上値を抑えられ、前日終値近辺まで値を消すこととなりました。コロナ関連のアルゴリズムが働いて先物から値が崩れた格好。しかしながら、売り崩されるまでは至らず結局小幅反発となり、日経平均の大引けは24円高の2万2145円。

新興市場では、ジャスダック平均が続落。ANAPが続落。テラも4日続落。対して、GFAは買われました。マザーズ指数は6日続落。アンジェスが4日続落となり、PSSやナノキャリアも大幅安です。直近IPOのグッドパッチ、フィーチャも下落。一方で、セルソースは3日続伸。フルッタフルッタはストップ高。Sansanも上昇。

チャート上では本日も5日移動平均線(2万2212円)を上回ることが出来ず、ボリンジャーバンドの-1σ(2万2058円)が意識されます。ボリンジャーバンドは収束してきているだけに、発散方向に動きやすくなっており動向が注視されるところです。

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東京株式市場、神経質な地合い続く どうなる夏相場
日本証券新聞7月3日(金)紙面1面記事掲載

狙える7銘柄 ソニーが本命

2日の東京株式市場は上海総合指数の上昇も刺激材料になって反発。日経平均は前場一時145円高の2万2,267円まで切り返した。もっとも、コロナ感染の拡大懸念から全般の調整ムードは払い切れていない。こうした神経質な地合いだからこそ、7~8月の夏相場で浮上しそうな材料を抱えている銘柄を仕込む好機だ。狙える7銘柄をリストアップした。

ソニー(6758・日足)

まず、本命株狙いならソニー(6758)。6月17日に戻り高値7,725円を付けたあとの調整局面でも短期線の25日線が下値支持線となり、頑強な波動をキープしている。

ゲームや半導体など優れた「広角度経営」がつとに注目されているが、「コロナ後」をにらんだ経営戦略も見逃せないポイントだ。リモートソリューションなど中期的に需要が拡大する分野開拓にも意欲的に取り組んでいるほか、アニメ関連ビジネスも強化する方針。

今後、75日線が200日線を上抜くと、移動平均線は短期、中期、長期が上から順に並ぶいわゆる“順の配列”に変わり、トレンドは強化されていく。

電子部品では太陽誘電(6976)をマークしたい。積層セラミックコンデンサーでは世界3位独自の存在感を発揮している部品銘柄だ。データセンターや基地局向けなど需要は堅調で、制限緩和が進めば回復に期待。3月底打ち後は着実な右肩上がり波動を形成。今後の第1四半期決算発表あたりを機に人気復活の可能性も。信用買い残115万8,200株に対し、売り残184万2,800株。それ以上に、6月25日までの東証開示分で、空売り残高が1,742万株に達している。

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今日の市況概況
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7月2日(木)☆[概況/大引け]

都内の新規感染者が100人超と報じられ値を消したが、売り圧力は限定的

大引けの日経平均は22,145.96円の24.23円高、TOPIXは1,542.76ポイントの4.15ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は753、値下がり銘柄数は1,343。出来高は13億5,725万株、売買代金は2兆2,366億円。
前場の日経平均は香港株上昇を受けて堅調となったが、後場は都内で2日の新型コロナウイルス感染者数が100人を超えたと報じられたため値を消した。
ただし、感染は夜の繁華街が中心のため、一般の市中とは異なるという見方から売り圧力は限定的だった。

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