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コラム2020年7月6日

【本日のマーケット】7月6日(月)

7月6日(月)のマーケット                                                                   

週明けの東京市場は、寄付きから堅調推移で上げ幅を拡大し、大引けではほぼ高値引け。中国の景気回復期待による上海株高や香港株高を背景に上昇幅を徐々に拡大する展開となりました。週末のNY市場は独立記念日のため休場だったが、世界の半導体工場はコロナ禍の中でも高稼働と伝えられたことを好感し、東京エレクトロンが続騰。また、中国の6月の財新によるサービス業PMI(購買担当者景気指数)が58.4と5月の55から上昇し、2010年4月以来の高水準となったことから4~6月期GDPはプラス転換との期待が高まりました。東証33業種では全業種が値上がりで、値上がり銘柄数が1888銘柄と全面高商状。日経平均は3日続伸となり、大引けは407円高の2万2714円。

新興市場も共に続伸。ジャスダックではジェクシードが買われ、熊本豪雨関連でヤマウ、麻生フォームクリートが買われました。落橋防止装置のエスイーも上昇。対して、ネクスグループやケイブが下落。マザーズ指数も続伸。グッドパッチやコマースOneなど直近IPO銘柄の上昇が目立ちました。識学は6月度の売上高が前年同月比40%増収だったことを好感してストップ高。ステムリムも続騰。一方で、アンジェス、PSSは下落です。

チャート上では寄りが安値の陽線坊主の形。25日移動平均線(2万2477円)も上抜けて上昇傾向。収束してきたボリンジャーバンドは+1σ(2万2831円)が射程圏となり、上方向へのトライが期待されますが、海外勢が休暇のため商いが薄く、東証1部の売買代金は本日も1兆8013億円と2兆円割れ。本格的な上昇には売買代金の増加が不可欠です。

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どう乗り切る「需給イベントラッシュ」
日本証券新聞7月7日(火)紙面1面TOP記事掲載

14日に日経平均臨時入れ替え発表も

6日の日経平均は、上海株式大幅続伸などを支えに一時427.63円高。踊り場離脱の期待される局面にあるが、一方で、向こう1週間は需給がらみのイベントが相次ぐ。6日付大和証券レポートも「日中の政策とETF(上場投信)需給悪の綱引きの構図」などとしている通りだ。

「ETF需給悪」とは、ETFが年に1度の分配金捻出などのため、決算期末に株式売却を行うというもの。8日と10日に現物・先物合算で計7,000億円強の売り需要発生が想定されることは6月30日付本紙でも指摘した通りだ。ただし、一定以上の売りが出れば、急落するのかと言えば、マーケットはそれほど単純でもない。既に広く周知されている分、「急落時の買い戻し」を狙って事前に売りから入る向きもいようし、押し目を拾おうと待ち構えている向きもあるはず。

要は、その時点での地合い次第となりそうだが、ここでの注意点は、8日は日経平均型の売りが主体で、10日はTOPIX型の売りが圧倒的に多いという点だ。大和証券試算の表(想定売りインパクト上位)の顔触れにも表れている。売りはあくまでも機械的かつ一過性。こうした銘柄が思いの外に突っ込む場面があれば、格好の短期リバウンド候補となろう。

そして、もう1つのイベントが「日経平均臨時入れ替え」。

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今日の市況概況
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7月6日(月)☆[概況/大引け]

日経平均407円高。中国景気回復期待で上海株高となり、日経平均も上げ幅拡大し、中国関連が高い

大引けの日経平均は22,714.44円の407.96円高、TOPIXは1,577.15ポイントの24.82ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は1,800、値下がり銘柄数が244。出来高は10億2,539万株、売買代金は1兆8,013億円。
中国で財新が3日に発表した6月のサービス業PMI(購買担当者景気指数)は58.4と5月の55から上昇し、2010年4月以来の高水準となった。

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