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コラム2020年11月4日

【本日のマーケット】11月4日(水)

11月4日(水)のマーケット                                                                   

先日の米国市場は大幅続伸。大統領選でバイデン候補が勝利し、上院でも民主党が過半数を握れば、景気刺激策の規模が大きくなると期待された。ボーイングやGEが高い。アリババは傘下の金融会社のアントの香港・上海での株式新規公開を延期すると発表したことで売られた。NYダウは前日比554ドル高(2.06%高)の2万7,480ドル。また、バイデン候補は環境政策を強化すると見られることから、ナスダックでは電気自動車のテスラや燃料電池メーカーのプラグパワーが買われた。ナスダック総合指数は前日比202ポイント高(1.85%高)の1万1,160ポイント。本日の東京市場は、米国株の大幅続伸を受けて大きくギャップアップでのスタート。取引開始後には、502円高の2万3,798円まで買われるも、その後は米大統領選を横目に見ながら上げ幅を縮める展開。前場はバイデン氏有利を受けて、追加経済対策の大規模化期待で日経平均は上昇し、後場はトランプ氏の追い上げを受けて、富裕層に対する増税リスクの低下期待から日経平均は上げ幅を拡大。大引けの日経平均は399円高の2万3,695円。売買代金は2兆5,601億円。TOPIXは19ポイント高の1,627ポイント。

新興市場は5日ぶりに反発。ジャスダック平均は5日ぶりの反発。テラが急騰、ワークマンは10月既存店売上高が前年同月比34.5%増収を好感。一方、ウエストHDやセリアは下落。時間外取引のNASDAQ先物高を受けて、マザーズ指数は5日ぶりに大幅高。メルカリ、BASE、マクアケが買われ、直近IPO銘柄のPアンチエイジングがストップ高。カラダノートも上昇。対して、保育所運営のテノHDや、リネットジャパンは下落。

チャート上では、ギャップアップから一気に25日移動平均線(2万3,444円)を飛び越えて、ボリンジャーバンドの+1σ(2万3,634円)もクリア。2万4,000円も射程圏となって来ました。

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鈴木一之 マーケットレポート
日本証券新聞11月5日(木)紙面1面記事掲載

決算への反応 株価の動きにつくべし 株式相場の転機迫る

鈴木一之です。11月相場が始まりました。10月末のハロウィンから感謝祭(11月26日)までが株式投資にとって最もふさわしい時期だと、ウォール街の相場格言は教えています。

つまり今このタイミングは、1年を通じて最も株式市場に向き合うのにふさわしい時期ということになります。しかし心穏やかにマーケットを眺めることができないのは、米国の大統領選挙があるためです。

コロナウイルスの感染拡大に関する話題を除けば(除くことはできませんが)、世界中の報道が米国の大統領選挙一色に埋め尽くされています。これを記している時点の見通しでは民主党のバイデン候補が有利ですが、集計作業にはまだしばらく時間がかかるでしょう。その間は不安定な市場環境が続きそうです。

しかし本当の問題は別のところにあるように思います。米国のNASDAQ市場は果たしてピークをつけたのか、東証のマザーズ市場も目先の高値を打ったのか。こちらの方がはるかに気になります。

テレビ討論会、ワクチン開発の一時中断、欧州各国の都市封鎖、タイの反政府デモ、日本の臨時国会召集など。10月の世界情勢はあまりに激しく変化しました。目まぐるしさに一時も落ち着くことはできませんでした。

中でも最大級の変化が、米司法省が反トラスト法違反でグーグルの提訴に踏み切った点です。世界のネット検索市場の9割強をグーグルが握っているというのが理由です。この提訴がなされたのが現地10月20日。・・・続きは紙面・Digital版で!

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今日の市況概況
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11月4日(水)☆[概況/大引け]

接戦州でトランプ優勢となり、キャピタルゲイン増税リスク後退で日経平均は堅調度合いを増した。NTTデータが買われ、サインポストはファミマと業務提携でストップ高

大引けの日経平均は23,695.23円の399.75円高、TOPIXは1,627.25ポイントの19.30ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は1,525、値下がり銘柄数は573。出来高は13億233万株、売買代金は2兆5,601億円。
前場は米国大統領選挙でバイデン有利という見方から、追加経済対策の大規模化期待で日経平均も上昇したが、後場は接戦州でトランプ優勢となっていることを受けて、キャピタルゲイン増税のリスクが後退するという見方で日経平均は堅調度合いを増した。

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