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コラム2021年4月15日

【本日のマーケット】4月15日(木)

4月15(木)のマーケット                                                                   

前日の米国株式市場で ファイザー製のワクチン供給量の拡大の見通しからNYダウは反発。しかしながら長期金利の上昇でハイテク株が売られたため、終盤伸び悩み。ゴールドマン・サックスは第1四半期の決算が好調で買われたが、JPモルガン・チェースはローン需要が弱かったことで下落。NYダウは53ドル高(0.16%高)の33,730ドル。ナスダックは反落。仮想通貨交換業者のコインベースの初値は381ドル、一時429.54ドルまで上昇したが、終値は328.28ドルと初値を下回った。ナスダック総合指数は前日比138ポイント安(0.99%安)の13,857ポイント。S&P500指数は前日比16ポイント安(0.41%安)の4,124。

本日の東京市場は小幅上昇でのスタート。先物主導で日経平均は上げ幅を拡大する場面も見られ、2万9787円まで上昇。その後は上値が重く、明日16日に予定されている中国の1~3月期GDPの発表を見極めたいとして様子見姿勢から膠着状態となった。また、自民党の二階幹事長が東京五輪中止も選択肢と述べたことが報じられたが、影響は限定的となった。大引けの日経平均は21円高の2万9642円。売買代金は2兆200億円。TOPIXは6ポイント高の1,959ポイント。

新興市場はまちまちの展開。ジャスダック平均は小動き。福島第一原発処理水関連のイメージワンは3日続伸。環境管理センターは7日続伸。一方で、介護用品・福祉用具の幸和製作所は今期減益予想で大幅安。買取王国も今期減益予想で下落。マザーズ指数は反落。KaizenPFやバリュエンスが大幅安。対して、EC・通販の物流支援サービスの関通は大幅増益継続予想で急騰。

チャート上では、レンジの狭い展開が継続。上値は重いが下値も堅く膠着状態。チャート形状は煮詰まって来ており、材料待ちで放れを待つ展開。

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どうなる「4月の外国人買い」
日本証券新聞4月16日(金)紙面1面TOP記事掲載

CTAは分水嶺に/今年はバリューよりグロースか 野村証券 高田将成クロスアセット・ストラテジストに聞く

「4月は外国人買い“特異月”」。コロナ暴落直後の昨年はともかく、2001~19年の19年連続をはじめ1988年以降の33年間で29回買い越してきた経緯はこれまで紹介してきた通りだ。実際、財務省が15日寄り前に発表した4月第1週(5~9日)の対内証券投資(外国人売買)も「6,409億円の買い越し」となったわけだが、これらはあくまでも現物ベースの話。また、一口に「外国人」といっても投資主体も手法も一様ではない。先物を含め、これから彼らにどのような動きが想定されるのか。ヘッジファンドなどの需給分析に詳しい野村証券の高田将成クロスアセット・ストラテジスト(写真)に話を聞いた。

――海外勢の動向は。

「各主体によってばらつきは大きいが、まず先物主体のトレンドフォロワー(順張り派)であるCTAは、2月中旬~3月初めごろから売り越しが続いてきた。日経平均が3万円を抜け切れない状況を受けて利食いに転じ、ポジションの軽量化を進めているようだ」

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今日の市況概況
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4月15日(木)☆[概況/大引け]

二階幹事長が東京五輪中止も選択肢と述べ、もみ合い。海運や鉄鋼、非鉄は買われ、精密、電機、機械は安い

大引けの日経平均は29,642.69円の21.70円高、TOPIXは1,959.13ポイントの6.95ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は1,259、値下がり銘柄数は845。出来高は9億4,138万株、売買代金は2兆200億円。
自民党の二階幹事長が東京五輪中止も選択肢と述べたことが報じられ、日経平均はもみ合いとなった。

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