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コラム2021年7月8日

【本日のマーケット】7月8日(木)

7月8(木)のマーケット                                                                   

前日の米国株式市場で主要3指数は上昇。NYダウは反発。FOMCの議事要旨を受け、早期の金融緩和縮小の観測が後退し、10年債利回りは一時1.3%を割り込んだ。金利低下を受けて、住宅建築のレナーと不動産投資会社のアメリカン・リアルティ・インベスターズ、ホームセンターのホームデポが買われた。NYダウは104ドル(0.30%)高の34,681ドル。ナスダックはもみ合い。アップルやニューエッグ・コマースが買われ、テスラやAMDは売られた。ナスダック総合指数は前日比1ポイント(0.017%)高の14,665ポイント。S&P500指数は前日比14ポイント(0.34%)高の4,358。

本日の東京市場はNY市場の上昇よりも、東京都に4度目の緊急事態宣言が出される見通しを嫌気して売り先行のスタート。感染再拡大が懸念され、経済正常化への遅れも不安視された。東京五輪開催の影響や、菅政権の支持率低下も懸念され買いは見送られた。ETF分配金捻出売りもあり大引けがこの日の安値となった。大引けの日経平均は248円安の2万8,118円。売買代金は2兆6,089億円。TOPIXは17ポイント安の1,920ポイント。

新興市場も軟調展開。JASDAQは続落。シンバイオ製薬が売られ、アイビー化粧品は続落。出前館は年初来安値。一方で、トレードワークスはEC事業者向けにクラウドECプラットフォームを開発し、ストップ高。ファブリカが大幅高となり、太洋物産は2日連続ストップ高。マザーズ指数は4日続落。アンジェスが年初来安値となり、チームスピリットは最安値を更新。対して、メルカリは4日ぶりに反発。直近新規公開株のステムセル研究所はストップ高となった。

チャート上では、ほぼ“陰の丸坊主”となり弱さを象徴。ボリンジャーバンドの-2σ(2万8,219円)を割り込み、目先は-3σ(2万7,906円)が意識される。ここを下抜けると、200日移動平均線の走る2万7,500円近辺が視野に入ってくる。

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JIAが買収 新生・三京証券の将来展望
日本証券新聞7月9日(金)紙面1面TOP記事掲載

今こそ、ヒューマンタッチのアドバイザー的証券会社を 佐藤歩次期社長に聞く

ジャパンインベストメントアドバイザー(JIA、7172)は6日、岡藤日産証券HD傘下の三京証券を子会社化すると発表した。取得価額(概算額)11億8,200万円、株式譲受予定日は9月10日。9月に三京証券の社長に就任する予定の佐藤歩氏に譲受の目的、今後の事業展望などを聞いた。

――なぜ三京証券なのか。

「JIAグループは、総合金融ソリューション企業として、新たなプロダクトやサービスを提供する窓口となる証券会社の獲得を模索してきた。三京証券は1944年設立で富裕層の個人が顧客。堅実な経営をされているという印象がある。信用を積み上げ成長してきたJIAグループにとって、“堅実”というのは非常に重要な要素となる」

――新生・三京証券の目指す姿は。

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今日の市況概況
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7月8日(木)☆[概況/大引け]

日経平均は248円安の2万8,118円。ETF分配金捻出売りと東京が4度目の緊急事態宣言となることが響いた。空運が安い

大引けの日経平均は248円安の2万8,118円、TOPIXは17ポイント安の1,920ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は276、値下がり銘柄数は1,849。出来高は11億4,405万株、売買代金は2兆6,089億円。
日経平均は続落となった。ETF分配金捻出売りに加え、東京が4度目の緊急事態宣言の見通しとなり、7~9月期の景気V字回復が困難になったことが響いた。

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