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コラム2021年7月26日

【本日のマーケット】7月26日(月)

7月26(月)のマーケット                                                                   

前週末の米国株式市場でNYダウは4日続伸で、終値で初の3万5,000ドル台乗せ。アメリカン・エキスプレスは4~6月期にプラチナカードで過去最多の新規顧客を獲得したことや貸倒引当金の戻し入れも寄与し、アナリスト予想を大きく上回った。個人消費が好調と受け止められ、ビザやマスターカードも買われた。ツイッターは東京五輪関連のインターネット広告が好調で大幅増収となり買われた。NYダウは238ドル(0.68%)高の35,061ドル。ナスダックも4日続伸で最高値を更新。欧州医薬品庁がモデルナ製の新型コロナウイルスワクチンについて、12~17歳にも接種を認めるよう勧告したため、モデルナは大幅高。ナスダック総合指数は前日比152ポイント(1.04%)安の14,836ポイント。S&P500指数は前日比44ポイント(1.01%)高の4,411。

4連休明けの東京市場は、先週末のNY市場での株高を受けて全面高でのスタート。連休中のシカゴCMEの日経平均先物にサヤ寄せする形で大きくギャップアップ。寄付き後の488円高の2万8,036円を高値に上値を抑えられる展開となり、徐々に上げ幅を縮めた。上値の重さが意識されたが、時間外の米株価指数先物が軟調に推移したことや、上海株や香港株が大幅下落となったことも警戒された。大引けの日経平均は285円高の2万7,833円。売買代金は2兆2,492億円。TOPIXは21ポイント高の1,925ポイント。

新興市場も続伸。JASDAQ平均は続伸。明豊エンターと元旦ビューティが大幅続伸。カイノスは第1四半期が大幅増益となり上伸。ウエストHDは三菱UFJモルガン証券による目標株価引き上げが支援材料となり物色された。対して、テーオーHDは続落となり、ランドネットは大幅安。マザーズ指数も続伸。直近IPO銘柄はラキールとコラントッテが買われたが、BlueMemeや日本電解、ベイシスやステムセル研は売られた。既存の銘柄では大泉製作所が急伸。

チャート上では、大きくギャップアップとなり2万8,000円台乗せとなるも高寄りの陰線。連休中の米国市場の株高という外部環境の追い風が有ったものの、上値の重さを再認識する格好となった。

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注目決算受けた「2.8%高」→「3.5%安」の背景は…
日本証券新聞7月27日(火)紙面1面TOP記事掲載

日電産、“永守ロス”越えて新CEOに期待  売上高4兆円への道

決算発表“前半戦最大の焦点”となったのが21日発表の日本電産(6594)だ。4連休明け26日寄り後に2.8%高まで買われ、14日の戻り高値(1万3,375円)まで「あと10円」に迫ったものの、朝方の買い一巡後は失速。一転、3.5%安となる場面もあった。好決算を買い切れないあたりは、「連休中の米国株大幅高(ニューヨークダウ最高値)を受けながら伸び悩んだ日経平均」とも二重写しとなるわけだが、果たして日電産決算は、高評価に値するものではなかったのか。

日電産の4~6月期営業利益445億5,500万円(前年比60.3%増)はアナリストコンセンサスの411億円を上回り、「ポジティブな印象」(クレディ・スイス証券)。新中期戦略目標「Vision2025」発表や、戦略製品であるEV(電気自動車)駆動モーターシステム「E―Axle」の販売目標上方修正などにもアナリスト評価は総じて良好だ。

それでは、朝方の買いが続かなかったのはなぜか…。直近4四半期の決算発表翌日の株価は2回が下落で、残りの2回も高寄り後は伸び悩んでいる。事前に先取り買いが入った反動という面もあろう。むろん、現在の市場地合いも背景にある。

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今日の市況概況
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7月26日(月)☆[概況/大引け]

高寄りしたが、中国株安を受けてやや上げ幅縮小。レーザーテックやキーエンス、良品計画、東京製鉄が買われ、ソフトバンクGと日本電産は安い

大引けの日経平均は285円高の2万7,833円、TOPIXは21ポイント高の1,925ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は1,757、値下がり銘柄数は352。出来高は9億6,681万株、売買代金は2兆2,492億円。
先週末のNYダウが3万5,000ドルを突破したことや、東京五輪が始まり世相が明るくなったことを受けて、日経平均は高寄りしたが、2万8,000円の水準では上値が抑えられた。

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