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コラム2021年9月15日

【本日のマーケット】9月15日(水)

9月15(水)のマーケット                                                                   

前日の米国株式市場でNYダウは 反落。8月の消費者物価コア指数が前年同月比4.0%上昇と、7月の4.3%上昇から鈍化し、市場予想の4.2%上昇を下回ったことで、長期金利が低下となり、バンク・オブ・アメリカなどの金融株が売られた。NYダウは292ドル(0.84%)安の34,577ドル。ナスダックは5日続落。アップルはiPhone13を発表したが、サプライズがなかったため、下落。カジノ運営会社のウィン・リゾーツが安い。NASDAQ総合指数は前日比67ポイント(0.45%)安の15,037ポイント。S&P500指数は前日比25ポイント(0.57%)安の4,443。

本日の東京市場は、米国市場の下落を受けて反落でのスタート。日本の7月のコア機械受注が前月比0.9%増と、市場予想の2.5%増を下回ったことも買いの手を控えさせた。中国の経済指標の発表を控え、様子見姿勢から、日経平均は11時過ぎに322円安の3万347円まで下落となったが、徐々に下げ幅を縮める展開。後場からは3万500円台で底堅く推移。大引けの日経平均は158円安の3万511円。売買代金は3兆1,502億円。TOPIXは22ポイント安の2,096ポイント。

新興市場も共に反落。JASDAQ平均は小幅反落。出前館が反落し、ウエストHDやCAICAが下落。一方で、プロルート丸光と東映アニメは急伸。マザーズ指数は4日ぶりに反落。Pアンチエイジは成長率鈍化見通しで急落。不動産プラットフォームのGATECHは通期営業赤字予想に下方修正しストップ安。対して、Birdmanはエンターテイメントに関する新事業開始を発表しストップ高。MacbeePは上方修正でストップ高。

チャート上では、4日ぶりの反落となるも陽線は12本連続となった。一旦のスピード調整。5日移動平均線(3万403円)上に位置しており、25日移動平均線からの上方乖離は6.2%、騰落レシオは135%と未だ過熱圏だが、高水準の売買高に支えられている。

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鈴木一之 マーケットレポート 見落とされた「もう一つのトヨタ・ショック」
日本証券新聞9月16日(木)紙面1面記事掲載

自動車業界挙げての市場構造変革へ

鈴木一之です。9月になって早くも半月が過ぎましたが、株式市場ではいまだに「政局ラリー」が沸騰しています。日経平均は今年2月に記録した高値を更新し31年ぶりの水準に再び到達しています。TOPIXも同様です。大型株から小型株にまで、これほどまとまった買いが途切れず循環的に流入してくる様相は、まるで2012年暮れから13年にかけてのアベノミクス相場の初動を見ているかのようです。

大きな政策転換が始まろうとしている時、株価はそれを察知して大きく動意づきますが、実際には市場内外の当事者は意外にも事態の推移をよくわかっていないことが多いものです。アベノミクスがここから始まるという初動の時がそうでした。わからないまま、とにかく相場の動きについてゆこうとします。

1985年のプラザ合意の時もそうでした。当時、筆者は証券会社に入社3年目の駆け出しのひよっこでしたが、後のバブルの震源地とされるプラザ合意の際は、連日のようにストップ高を繰り返す不動産株と電鉄株、銀行株を追いかけるのに必死で、何が起きているのかまるでわかりませんでした。

・・・続きは紙面・Digital版で!

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今日の市況概況
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9月15日(水)☆[概況/大引け]

反落。中国リスクで前場は下げ幅を拡大。その後は3万500円近辺で推移。不動産が売られ、海運は続伸。ヤーマンはストップ高

大引けの日経平均は158円安の3万511円、TOPIXは22ポイント安の2,096ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は329、値下がり銘柄数は1,783。出来高は12億572万株、売買代金は3兆1,502億円。
中国において、大手不動産会社のデフォルトリスクや8月の小売売上高の鈍化が警戒され、日経平均は11時過ぎに322円安の3万347円まで売られたが、その後は3万500円近辺での取引となった。

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