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コラム2021年9月16日

【本日のマーケット】9月16日(木)

9月16(木)のマーケット                                                                   

前日の米国株式市場でNYダウは 反発。8月の鉱工業生産は0.2%上昇と、予想の0.4%上昇を下回ったが、NY連銀の9月製造業景況指数が34.3と8月の18.3%から上昇し、予想の18.0を上回ったことがが好感された。シティグループやウェルズファーゴなど金融株が買われた。原油在庫が市場予想以上に減少したことで原油先物は4日続伸となり、エクソン・モービルなど石油株も高い。NYダウは236ドル(0.68%)高の34,814ドル。ナスダックは6日ぶりに反発。マイクロソフトは自社株買いと増配を発表したことで買われた。NASDAQ総合指数は前日比123ポイント(0.82%)高の15,161ポイント。S&P500指数は前日比37ポイント(0.85%)高の4,480。

本日の東京市場は、小反発でのスタート。直近の急ピッチの上昇への警戒感から上値は抑えられた。東京市場は来週シルバーウィークの連休を控えていることもポジション調整の一因となっている。米国下院歳入委員会で富裕層と企業に対する増税法案を可決したことや、中国の大手不動産会社の不良債権問題が警戒され、一時309円安の3万202円まで下落する場面も見られた。大引けの日経平均は188円安の3万323円。売買代金は3兆4,660億円。TOPIXは6ポイント安の2,090ポイント。

新興市場も共に続落。JASDAQ平均は続落。フェローテックや出前館、東映アニメ、ウエストHDが売られた。一方、ユビテックは中期経営計画を発表したことで上昇した。パピレスは自社株買い発表で上伸。マザーズ指数は3.65%安と大幅下落。Enjinやメルカリ、アイドマ、BASE、セルソースが売られ、GATECHは2日連続ストップ安。対して、グローバルウェイとBirdmanは2日連続ストップ高。LPFとうるるは株式分割を発表し買われた。

チャート上では、13日ぶりの陰線。スピード調整の範囲内と見られるが、5日移動平均線(3万466円)を割り込んだ。騰落レシオは134%と依然高水準。売買高はこの日も3兆円越えで活況が伺える。

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新生銀、「白馬の騎士」は現れるか?
日本証券新聞9月17日(金)紙面1面TOP記事掲載

TOB価格2,000円の妥当性が焦点に

新生銀行(8303・日足)

朝方の買い一巡後は3連休控えの様子見気分から利食い先行に転じた。「33年7カ月ぶり」として話題を集めた日経平均の連続日足陽線記録も15日の「12」でストップ。そうしたなか、一部で話題を集めたのが、新生銀行(8303)だ。

SBIHDが10日からTOB(株式公開買い付け)実施中の銘柄だが、ホワイトナイト(白馬の騎士、会社側に友好的な対抗買収者)として「新生銀行がソニーグループ(6758)に打診したことが15日、分かった」などと報じられたため。果たして“買収合戦”発展の目はあるのか。

過去には、ソトーやソレキア、ユニゾHDなどを舞台に双方がTOB価格引き上げに動き、株価がつり上がった例もある。

もっとも、新生銀行はSBIによるTOB価格(2,000円)を5%ほど下回る水準での小動きにとどまる。

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今日の市況概況
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9月16日(木)☆[概況/大引け]

続落。過熱感と中国の不良債権問題による香港株安を警戒。リード役の半導体関連と日本郵船と商船三井に利益確保の動き

大引けの日経平均は188円安の3万323円、TOPIXは6ポイント安の2,090ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は892銘柄、値下がり銘柄数は1186。出来高は12億6,150万株、売買代金は3兆4,660億円。
日経平均は続落。過熱感や中国の不良債権問題による香港株安が警戒された。相場のリード役だった東京エレクトロンを始めとした半導体関連と日本郵船と商船三井は利食い売りに押され反落した。

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