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コラム2021年10月25日

【本日のマーケット】10月25日(月)

10月25(月)のマーケット                                                                   

前週末の米国株式市場でNYダウは反発。中国恒大集団が米ドル建て社債の利払いを実施したことで投資家心理が改善したことやアメリカン・エキスプレスの決算がアナリスト予想を上回り上昇したことが寄与した。パウエルFRB議長が物価上昇の要因となっている部品などの供給制約がさらに悪化したと指摘したことで、一時下落した場面も見られたが、8月16日以来、2カ月ぶりに最高値を更新。NYダウは73ドル(0.21%)高の35,677ドル。ナスダックは反落。インテルの下落やデジタル広告関連のフェイスブックが売られたことが影響した。NASDAQ総合指数は前日比125ポイント(0.82%)安の15,090ポイント。S&P500指数は前日比4ポイント(0.11%)安の4,544と8日ぶりに小反落。

本日の東京市場は、前週末の米国市場でのNASDAQ市場の下落を受けて反落スタート。昨日行われた参議院の補欠選挙で自民党が一勝一敗となったため、衆議院選挙が警戒された。一時、332円安の2万8,472円と2万8,500円を割り込む場面も見られた。後場からは様子見姿勢が強くなり、レンジの狭い動きに終始。大引けの日経平均は204円安の2万8,600円。売買代金は2兆2,792億円。TOPIXは6ポイント安の1,995ポイント。

新興市場も下落。JASDAQ平均は反落。NITTOKUが売られ、CSランバーは8日ぶりに反落。一方、フェローテックは東海東京調査センターが格上げし大幅高となった。シーズメンはメタバースファッションに進出すると発表しストップ高。マザーズ指数は4日続落。新型コロナの感染者数減少でEC需要が減るという見方からBASEは4日続落。グローバルウェイはストップ安となり、オンコリスが再び売られた。対してアスタリスクは続伸。

チャート上では上下にヒゲを伴う陽線。先週末に終値で死守した200日移動平均線をあっさりと下抜け。75日移動平均線(2万8,534円)で下げ止まった格好。

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なぜか続く「ラニーニャの株高」
日本証券新聞10月26日(火)紙面1面TOP記事掲載

厳冬効果で個人消費拡大、衣料や食品、暖房機器なども

ニューヨークダウ「2カ月ぶり最高値」にも関わらず、日経平均は急反落。両者の価格差は7,592.17(22日時点)に開き、8月20日の過去最大値(8,106.83)も再び視界に入ってきた。懸念材料ばかりが取りざたされる昨今の地合いながら、少し先を見据えて、あえて明るい側面にも目を向けてみたい。“ラニーニャ現象の兆し”についてだ。

ラニーニャ現象とは、ペルー沖監視海域における海面水温の低下によって生じ、日本では「猛暑・厳冬」をもたらすとされる。これとは逆に、「冷夏・暖冬」につながるのがエルニーニョ現象だ。後述するが、過去のパターンを見る限り、前者は株高、後者は株安につながる例が非常に多い。

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今日の市況概況
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10月25日(月)☆[概況/大引け]

参院補選で自民党が一勝一敗となったことが警戒され、日経平均は反落。中外製薬と東京製鉄は業績上方修正で急騰

大引けの日経平均は204円安の2万8,600円、TOPIXは6ポイント安の1,995ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は736、値下がり銘柄数は1,326。出来高は10億457万株、売買代金は2兆2,792億円。
参院補選で自民党が一勝一敗となったことが警戒され、日経平均は反落した。

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