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コラム2022年1月25日

【本日のマーケット】1月25日(火)

1月25(火)のマーケット                                                                   

1月24日の米国株式市場でNYダウは7日ぶりの反発。インフレに対する警戒感や26日のFOMCの対応、ウクライナ情勢に対する不安で、1月24日のNYダウは一時1,115ドル安の3万3,150ドルと急落。12日の終値の3万6,290ドルから24日の取引時間中の安値まで3,140ドル(8.6%)の下げとなったため、値ごろ感による買いが入り、取引終了にかけて切り返しプラス圏で引けた。ビザやマスターカード、ファイザーは売られたが、ショッピファイが反発し、ホームデポが上昇。百貨店のコールズは、2つの投資会社から買収の可能性について打診を受けたと報じられ、急騰した。NYダウは99ドル(0.29%)高の34,364ドル。ナスダックも取引終了間際に持ち直し、5日ぶりの反発。テスラやAMD、ネットフリックスは安いが、アマゾンとメタプラットフォームズは反発。NASDAQ総合指数は前日比86ポイント(0.63%)高の13,855ポイント。S&P500指数は前日比12ポイント(0.28%)高の4,410。

本日の東京市場は、前日の米国株の乱高下を受けて反落でのスタート。米国株は反発したものの、FOMCを控え、まだアク抜け感はないという見方から売り先行の展開となった。依然としてくすぶるFRBの金融引き締めや、ウクライナを巡る地政学リスクへの警戒感から、日経平均は下げ幅を拡大。米国防総省が24日に米兵8,500人が東欧派遣に備え警戒態勢に入っていることを明らかにしたことも、米国とロシアの緊張感を高めた。東証は全面安となり、日経平均は一時697円安の2万6,890円まで急落し、昨年来安値を更新。日銀のETF買いも701億円入ったが、全体の流れを変えることは出来なかった。大引けの日経平均は457円安の2万7,131円。売買代金は3兆1,569億円。TOPIXは33ポイント安の1,896ポイント。

新興市場は共に3日続落。JASDAQではフェローテックやウエストHD、アミタ、ラックが下落。他方、防衛関連の細谷火工は急騰。アイビー化粧品はJAK阻害剤の発明で特許査定を受領したことでストップ高となった。マザーズ指数は4.8%の大幅下落となり、節目の800ポイントを割り込んだ。メルカリやJTOWER、ステラファーマが売られた。一方、リアルワールドは「デジタルギフト」が「Visa e ギフト」とサービス連携を開始予定と発表し買われた。

チャート上では長い下ヒゲを伴う大陰線。ザラ場では2万7,000円割れで、昨年8月安値を割り込む場面も見られた。

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注目記事 Pick up
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一時697円安 どうなるFOMC
日本証券新聞1月26日(水)紙面1面TOP記事掲載

大和証券 壁谷洋和チーフグローバルストラテジストに聞く

25日の日経平均は一時697.43円安。昨年8月20日安値2万7,013.25円(終値ベース)を割り込む場面があった。25~26日に焦点のFOMC(米連邦公開市場委員会)を控えた警戒感が背景。24日のニューヨークダウも一時「1,115.04ドル安」から引けでは「99.13ドル高」に転じるなど不安定な展開にある。ここは、本紙連載でもおなじみ(次回は2月4日付)の米国通、大和証券の壁谷洋和チーフグローバルストラテジスト(写真)に話を聞いてみたい。

――米国株の一時1,115ドル安には驚いた。

「ここまで下げるような材料ではなかった。ウクライナ危機にしても2014年からの延長線上の話だ。市場のセンチメントの弱さから売りの勢いが強まった格好だ」

・・・続きは紙面・Digital版で!

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今日の市況概況
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1月25日(火)☆[概況/大引け]

一時2万7,000円割れ。ウクライナ情勢で米国防総省が派兵準備を発表し米ロの軍事的緊張感が高まった

大引けの日経平均は457円安の2万7,131円、TOPIXは33ポイント安の1,896ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は290、値下がり銘柄数は1,832。出来高は13億2,031万株、売買代金は3兆1,569億円。
ロシア軍がウクライナ国境に集結する中、米国防総省は24日、米兵8,500人が東欧派遣に備え警戒態勢に入っていると明らかにした。
米ロの軍事的緊張感が高まったため、日経平均は一時2万7,000円を下回った。

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